デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

日本沈没(2006年版)

ついでだから樋口監督つながりでこの映画も。「日本沈没」(2006年/樋口真嗣監督)いやあ、CG100点、脚本2点。主演の草なぎ君は、ウロウロしてるだけで狂言回しにすらなっていません。藤岡弘,とか村野武範なんか、潜水艦乗りだっつってんのにジープ…

ローレライ

うむむ・・これは真面目なミリタリー映画ファンは血管切れるだろうなあ。 「ローレライ」(2005年/樋口真嗣監督) ヤマト+ガンダム+エヴァ・・・画コンテ協力で庵野の名前が。 荒唐無稽は大好きですが、外堀埋めなさ過ぎ。押井守(と伊藤和典)が「ロボッ…

サスペリア(の特典DISCのジェシカ・ハーパー)

雑誌「セブンティーン」の創刊40周年感謝祭に歴代モデルが勢揃い。 にしても坂口良子(52)・・・これでは・・まるで・・・。 「なんか内館牧子さんに似てきましたね」(byやくみつる) あー、言っちゃった。知ぃらないっと。 しかし、これは日本国内だ…

マニアック・コップ2

さて、世の中にはマニアと名の付く映画が多々あります。 「マニアック」「処刑マニア」「マニアック・コップ」「同2」「同3」などなど。 恐ろしいことに、これらの作品は全て同じ監督によって撮られてます。 その名はウィリアム・ラスティグ。代表作は勿論…

静謐なるゾンビ映画。 デモンズ’95

静謐なゾンビ映画というものを初めて観ました。 「デモンズ95」(1994年/ミケーレ・ソアヴィ監督) フランチェスコは町営共同墓地の管理人。最近の悩み事は埋葬後一週間(初七日?)で死者が蘇ってくること。助手のナギと共に死者のドタマかち割る日々。 …

純愛映画だったのか!? バタリアン・リターンズ

じゅ、純愛映画だったのか!「バタリアン・リターンズ」(1993年/ブライアン・ユズナ監督)ロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」のパロディ的続編「リターン・オブ・ザ・リビング・デッド(邦題バタリアン)」の三作目(日本未公開)。なんと今…

天国の門

「失敗作」の烙印を押された作品は数あれど、たった1本で会社、それもメジャー企業を倒産に追い込んだ厄ネタ映画は恐らくこれだけではないでしょうか。 「天国の門」(1981年/マイケル・チミノ監督) 1890年、ワイオミングで起きた入植移民対牧畜…

祝!マイケル・シェンカー・グループ来日

病んだ神がやって来ます。アルコールと鬱病で心病んだ神が。夏に。降臨場所は中野サンプラザ。即予約です。先駆けて新譜が出ました。当然、即買いです。「イン・ザ・ミッドスト・オブ・ビューティー」(マイケル・シェンカー・グループ)ボーカルはゲイリー…

ランボー

死んだ親父の荷物整理するから手を貸せと母親に言われて実家に行ったら天袋から迷彩ケースに入ったM16アサルトライフルが出てまいりました。 米軍正式採用銃なので、ベトナム以降の戦争映画にはレギュラー出演している銃ですが、印象深いのは何と言っても…

007/カジノ・ロワイヤル

たまにはメジャーな作品を。 私の年代だと、「能天気な音楽+複数のボンド=収拾不能」な、あの珍品を思い出してしまうタイトルですが・・・。 「007/カジノ・ロワイヤル」(2006年/マーティン・キャンベル監督) 特に007シリーズの熱心なファンでも…

ヘルレイザー/ヘルワールド

で、再びヘルレイザー(え、しつこい?)。「ワールド・オブ・ペイン」と同じ年の製作ですが、これが「ハロウィン/レザレクション」とほぼ同じ話(絶対ガメてる)。 「ヘルレイザー/ヘルワールド」 (2005年/リック・ボーダ監督) ヘルレイザーの話やキャ…

ハロウィン/レザレクション

で、再びハロウィン。H20の直接的続編ですが、テイストは激変してます。 「ハロウィン/レザレクション」 (2002年/リック・ローゼンタール監督) オープニングこそ前作引きずってローリーとマイケル最後の確執が描かれますが、それはそこまで。 今回の…

ヘルレイザー/ワールド・オブ・ペイン

地図やカレンダーの制約を受ける「ハロウィン」と違い、こっちはパズル・ボックス(ル・マルシャンの箱)さえあれば、時空を越える事ができるという強みがあります。 「ヘルレイザー/ワールド・オブ・ペイン」(2005年/リック・ボーダ監督) 死者を蘇生さ…

ハロウィンH20

シリーズ物が行き詰まった時の常套手段、「あ、ごめん、今までの無し」を炸裂させた一本。 「ハロウィンH20」(1998年/スティーブ・マイナー監督) シリーズの「3」~「6」を「なかった」事にして作られた「2」直結の続編です。 あの惨劇から20年、…

相棒/傷だらけの天使

「相棒/劇場版」大ヒットおめでとうございます。 「相棒観てない人は人生を損している」というCMコメントには糞ムカつきましたが。 以前、「海猿」の劇場版2作目が公開された時に、制作費出したテレビ局のアナウンサーが「これを観ない人がかわいそうで仕…

ザ・ショック

たとえパチもんバッタもんであっても、心に残るショック・シーンがひとつでもある映画は「良い映画」なんだと思います。 「ザ・ショック」(1976年/マリオ・ヴァーバ監督) ダリオ・アルジェントのパートナー(当時)にして「サスペリアPart2」の準主役であ…

必殺仕置人/いのちを売ってさらし首

黙々と棺桶を作る錠(沖雅也)。 棺桶の上に投げ出される小判。 見上げるとそこに念仏の鉄(山崎努)と同心・中村主水(藤田まこと)。「俺たちはこれからも今度みたいな仕置きをしていくことに決めた」 「こいつは先の長い汚い仕事だ。俺たちは悪党の上を行…

ゴースト・オブ・マーズ

先住民族の亡霊vs人類in火星。いいなあ、頭悪そうで。 「ゴースト・オブ・マーズ」(2001年/ジョン・カーペンター監督) 自らの出世作「要塞警察」を火星まですっ飛ばして大胆リメイク。 警察官と悪党が協力して窮地を脱する、という基本設定は変わらず…

【やはり伊版】さすらいのジャンゴ【訳詞グッジョブ】

♪ジャンゴォ、アイアマト・ソ~レ~、ラヤマタ~ウォ~ウォ~、ケシヤマ~ウォ~ウォ~いやあ、何度聴いてもいいですねえ、「さすらいのジャンゴ」。出典は勿論、「続・荒野の用心棒」(1966年/セルジオ・コルブッチ監督)作曲はルイス・バカロフ。歌はロベ…

迷宮物件 FILE538

押井守の最高傑作は?と聞かれて「天使のたまご」と即答する人と友達になるのはちょっとしたミッション・インポッシブルです(笑)。 CSのチャンネルNECOが、「天使のたまご」を含む押井の初期傑作を連続放送。中でも嬉しかったのが、「トワイライトQ…

ヒストリー・オブ・バイオレンス

「君は誰もが楽しく幸せに暮らすだけの映画が観たいのか? 私はごめんだね」(デビッド・クローネンバーグ)みんな幸せって映画も結構好きなのですが・・・。 「ヒストリー・オブ・バイオレンス」 (2005年/デビッド・クローネンバーグ監督) インディアナ…

悪魔のいけにえ3/レザーフェイス逆襲

たとえハズすと分かってても「電ノコ持った皮マスク」のジャケット見て素通りするわけにはいきません。 「悪魔のいけにえ3/レザーフェイス逆襲」 (1989年/ジェフ・バー監督) 「2」をなかったことにして「1」の続編を作るという、「らせん」をなかった…

悪魔の追跡

問題です。「悪魔の~」始まる映画を5つ挙げよ。即答できた方は人としてちょっと問題があるかもしれません(笑)。70年代に巻き起こった「オカルト・ブーム」は、「悪魔の~」で始まる映画を大量に生み出しました。しかし、本当の「悪魔」が出てくるのは…

悪魔のワルツ

才能に恵まれながら「ラフマニノフの手」を持ち得なかった老ピアニストと、才能は無かったが「ラフマニノフの手」を持つ男が出会ったら・・・。 「悪魔のワルツ」(1971年/ポール・ウェンドコス監督) 余命いくばくもない老ピアニストは「理想の手」を得る…

大怪獣バラン/大巨獣ガッパ

ギララが復活(昨日のブログ参照)するのなら、残りのマイナーキャラにも陽の目を見させてあげたいものです。好みは人それぞれでしょうが、ここはやはり、「大怪獣バラン」(1958年/本多猪四郎監督)と「大巨獣ガッパ」(1967年/野口晴康監督)の…

昆虫大戦争

「いかレスラー」「コアラ課長」「ヅラ刑事」そして「日本以外全部沈没」と馬鹿一筋の河崎実監督がこの夏、ギララを復活させるらしい。その名も、「ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一髪」 ロクな映画になるわきゃないのですが、「ギララなら(いじられても…

スピーシーズ 種の起源

AVP2があまりに期待はずれだったので口直しに。「スピーシーズ 種の起源」(1995年/ロジャー・ドナルドソン監督)外宇宙からの情報を元に遺伝子操作をしたら、なんかとんでもない生き物が出来ちゃったので殺そうとしたんだけど逃げられちゃってさあ大変…

下痢腹に浣腸。 AVP2 エイリアンズ VS.プレデター

プレデリアンとクリーナーの戦いが局地戦から市街戦に移行するまでの40分がすげー退屈。 「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」 (2007年/コリン&グレッグ・ストラウス監督) そもそもこっちの観たいのは、本能の赴くままに繁殖するエイリアン…

芦屋タカトラ(のパンダチョコ・シュークリーム)

カミさんがシュークリームを買ってきた。左の写真はショップカードのイラスト。ハ、ハード・ボイルドじゃないか!芦屋タカトラ(JR大船駅構内出張店)。買ってきたのは「パンダチョコ・シュークリーム」。表面を白黒半々のチョコで固めたヘビーな逸品。こ…

ヒルズ・ハブ・アイズ

劇場公開はおろかソフト化も不可能と言われた問題作、堂々発売。「ヒルズ・ハブ・アイズ」(2006年/アレクサンドル・アジャ監督)77年の(うわ、また77年だ!)カルト・ホラー「サランドラ」のリメイクです。御陽気な歌に乗せて核実験のニュース映像と、そ…