#その他サブカルチャー
『ようっく観ておけ。吉原末代の語り草だ・・』(忘八武士道) モンキーパンチ先生(4月11日、誤嚥性肺炎、81歳)に続いて、小池一夫先生がお亡くなりになりました。4月17日。肺炎。82歳。平成最期の月に大物作家が次々と…。梶原一騎(小池と同じ1936年生ま…
以前「触るな危険」のタイトルで御紹介した「前田日明対アンドレ・ザ・ジャイアント」。かつての“裏ビデオ”も現在はオフィシャルDVD「秘蔵Ⅰ 新日本vs U.W.F.」に収録され陽の目を見ております。このDVD、かなりお買い得な内容で、前田対アンドレ戦の他に出戻…
エルマンノ・オルミ監督がお亡くなりになりました。 5月5日。イタリア北部アジアーゴの病院で妻と子どもたちに看取られながら。享年86歳。 オルミ監督と言えばやはり1978年度カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「木靴の樹」でしょう。 19世紀。北イタ…
ジオシティーズで始めて丸10年。3,700本を超えるレビューを書いて11年目に突入いたしました。 最初は100本くらいならいけるだろ、じゃ500本ならどうだ? な感じでスタート。足枷は1日1本。 中にはあからさまなやっつけ記事や水増しネタ(今日が正にそれ!)…
一昨日の「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」で久しぶりに“名乗り”に触れたので、これまで取り上げた名乗りを整理してみようかと。 ■相手の呼びかけを否定するバージョン。 『Goodbye. Mr. Anderson』 『My name is Neo!』 「マトリックス」よりネオ覚醒(いや…
『以上が彼の生涯だ。 得たものより失ったものの方が多い。 妻や友人たちを失くし、正気すら危うく、 時間を浪費した』 以前、カーペンターの研究本「恐怖の詩学/ジョン・カーペンター」を紹介した際、 語るべき監督は突き詰めれば、ロメロとペキンパーとカ…
柄にもなく片付け(正確には会社の座席周りの身辺整理。いや別に辞めるわけではないのですが…)なんて事をしていましたら、懐かしい雑誌(の付録)がこんにちは。 「裏RL1990年版」 RLとはラジオライフの略。ラジオライフ1990年11月号特別付録の小冊子です。…
折角なので干支ネタも少々。と言っても今更「猿の惑星」やら「キングコング」やらを取り上げても仕方ないので、映画の小道具として印象的に使われた猿を何匹か。 「CURE キュア」(1997年/黒沢清監督) キービジュアルとしても使用された“四肢をワイヤーで…
レザボア・ヴァンパイアからの(無理矢理な)の流れでタランティーノ関連を。英国のカルチャーサイト「ShortList.COM」が“タランティーノのキャラクター25選[Quentin Tarantino's 25 Greatest Characters]”を発表しました。第1位は、「イングロリアス・バ…
H.R.ギーガー氏がお亡くなりになりました。 5月12日。階段から転げ落ちて。74歳。 本名、ハンス・ルドルフ・ギーガー(Hans Rudolf Giger)。スイス人。 ギーガーと言えば何はさておき「エイリアン」(1979)ですが、私が最初に彼の作品に触れたのは、 …
『フラッシュ・ゴードンは俺達の導師だ。彼に善悪を教わった。“演技”という定義を大きく超えてね』「フラッシュ・ゴードン」がここまでリスペクトされる映画だったとは。公開当時は誰も(少なくとも日本では)思わなかったでしょう。良かったなぁ、ラウレン…
お馴染み英国Totalfilmが「最も危険な奴ら50選(50 Most Dangerous Movie Villains)」を発表しました。ま、やたらとたくさん殺した奴ら、という意味合いです。ちょっとそそられるタイトルでしたが、主流は1位の「トランスフォーマー(1986のアニメ版)」を…
諸般の事情で頓挫してしまったキャメロン×デル・トロ×3Dの仰天企画「狂気山脈」。せめてお話の骨子だけでもコミックで…。(本当は“雰囲気だけでも”と書きたい所ですが、“名状しがたいもの”の雰囲気を画にするハードルは新人さんには高すぎました…)。 「狂…
『老人たちがずっと閉ざしてきたパンドラの箱をついに開けてしまうのか…』劇場版「天」の前にテレビシリーズ(スペシャル含む)をおさらいしておこうかと思ったのですが、こういう遡及的予習復習は大変だなあ。まあ、エヴァの「新劇場版」から嵌って、テレビ…
汲めども尽きぬネタの泉、英国TOTALFILMが、「映画の無駄死に50選(50 Most Pointless Movie Deaths)」を発表しました。これには「意味ねー!」と「勿体ねー!」の両方の意味合いがあるようで。栄えある1位は「スター・ウォーズ/ファントム・メナス」のダ…
昨日の「大菩薩峠」からの流れで時代劇関連ネタを。毎度お馴染み、英国TOTAL FILMが、「サムライ映画15選」を発表しました。トンデモランキングになるかと思いましたが、これがなかなかに正統派。上から順番に全部並べてみますね。「七人の侍」「切腹」「用…
イギリスのWebサイト「DEN OF GEEK」が、“The top 50 robots and AI computers in the movies”なるランキングを発表しました。これを“映画に登場する素敵すぎるロボット/AIのTOP50”と訳したシネマ・トゥデイのセンスも「大概にしろよ」ですが、映画系の…
昨日はラヴクラフト漫画化の高閾値に触れましたが、今日は更にハードルを上げた鬼企画、“ジオラマと人形でラヴクラフト”。 「H・P・ラヴクラフトの ダニッチ・ホラー」(2007年/品川亮監督) タイトルのダニッチ・ホラーとは昨日ご紹介した「ダンウィッチ…
『正蓮尼と申します。須藤美弥子は一生仏像と共に暮らすとお伝えしてくれとの事でした。どうぞあなた様もお忘れになってくださいませ』 別れの為の再会。立ち去りかけ、振り向いた牧(岸田森)の見たものは…。 ド派手なミニチュア・ワークで視聴者を驚かせた…
『これは2千万ドルかけた壮大な失敗作さ。僕は自殺を考えている』「地獄の黙示録」Blu-ray BOX最大の目玉です。 「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」(1991年/エレノア・コッポラ他監督) コッポラの妻エレノアが記録した狂気のフィリピン撮影…
まだビデオ化もされておらず、フィルムの上映会くらいしか観賞手段がなかった頃、友人が“神戸ルート”で海賊版を入手しました。何回ダビングしたんだよ!な劣悪画質のビデオを凝視し続けた思い出のモノクロ作品が総天然色化。長生きはするもんです。「総天然色…
1月28日、恵比寿ガーデンシネマが(結局、一度も足を踏み入れる事無く)閉館いたしました。17年間に上映された作品のリストを見てびっくり。観たor知っている映画は全体の2割程度。残りの8割は名前も知りませんでした。こういう小洒落た所に通うのが…
昨日のスタンガンに続いて武器モノ第2弾。 無骨にして力業なスタンガンは便利ではありますが、洗練さに欠ける小道具です。 スマートさを好む都会派の男女にお奨めするなら「呪い」でしょう。 何といっても法律的に存在を認知されていないというのがお洒落。…
手のひらサイズの小さな小箱。照れくさそうに突き出した2本の角。その2本の角の間を行き来する白熱放電。ラブリーです「スタンガン」。一般にはあまり知られていなかったこのアイテムをメジャーに押し上げたのは何といってもこの映画でしょう。 「ダイハー…
『死んじゃおうかな』(南里幸プロデューサー)「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」で鳴り響いていた不協和音の答えは全部ここにありました。「GAMERA 1999」(1999年/摩砂雪監督)138分に及ぶ“本編より長い”メイキング映像です。監督が摩砂…
諸悪の根源は国家、その最小単位は家族。だから家族も悪である、なんて事を招かれた結婚式の席上で力強く語る男・・奥崎謙三。「ゆきゆきて神軍」(1987年/原一男監督)まずは奥崎謙三という男の華麗な半生[戦後篇]をおさらいしておきましょう。1946年:…
にっかつロマンポルノ復活・・本来なら頭に「祝!」とつけたい所ですが、結構複雑。製作側が「カギを握るのが女性客」とか言ってる段階で「う~ん」。確かにロマンポルノには新東宝や大蔵、ミリオンの「ピンク映画」に無い“大手らしい明るさ”があります(ロ…
実の所、ストーリーの印象は極めて薄いのですが、“鋼鉄の処女”が映像化されているという1点に於いて2階級特進。「スリーピー・ホロウ」(1999年/ティム・バートン監督)1799年のニューヨーク郊外というビジュアルが全く思い浮かばない(故に映像とし…
オリコンが「後世に伝えたい漫画ランキング」なるものを発表いたしました。対象は10代20代30代の男女各150人(合計900人)。1位から列挙すると、「SLAM DUNK」「ONE PIECE」「ドラゴンボール」「ドラえもん」「サザエさん」「名探偵コナン」「こち亀」「ちび…
NHK/BS熱中夜話「マニアック映画ナイト」の後編「マニアック監督ナイト」が放送されました。改めて(監修役の)唐沢俊一氏って、「ファントム・オブ・パラダイス」のウィンスローに似ているなぁ、と(笑。写真参照)。先週、唐沢氏が「全ての道はマニ…