#格闘技
昭和59年4月19日。東京蔵前国技館。 超満員札止め。立錐の余地無し。 猪木率いる正規軍と長州率いる維新軍の全面抗争終着駅は、柔道方式の勝ち抜き戦。 勝敗の鍵を握る出場順が記された紙がウィットネスである野末陳平氏に渡され、それを古館伊知郎が読み上…
昭和のプロレスを回顧するジジイの能書き企画第二弾。 今回は全日本プロレス。ネタビデオは、 「ジャイアント馬場 ザ・ベスト・オブ・ザ・ベストVol.5」 (1995年発売/VAP) 主役は不沈艦スタン・ハンセンと超獣ブルーザー・ブロディ(当時の呼称は“ミラ…
ひねくれ爺の特徴のひとつに“若い奴が知らないのをいいことに歴史の生き証人であるかの如く猪木を語る”というのがあります(あるよな)。 音楽業界で言えば、「ツェッペリンの初来日公演も観ていないような奴を認めるわけにはいかない」とか言い垂れている渋…
格闘技の世界では、同じ技に幾つもの名前がある、なんて場合があります。つまり使い手によって呼び名が変わるということ。 この決め事を頑なに守っていたのがテレビ朝日時代の古館伊知郎アナ。 例えば、飛び上がって相手の後頭部を蹴り上げる所謂「延髄斬り…
プロレスラー、上田馬之助が亡くなりました。12月21日、呼吸不全。71歳。日本プロレス・クーデター事件の発端とも幕引きとも言われている悪役レスラー。髪をまだらに染めあげ、竹刀を振り回し、タイガー・ジェット・シンと共にサーベルを咥え、前田のハイキ…
『馬場! 聞いてくれよ、馬場! 今日からお前のこと、“アニキ”って呼んでいいか?』金網の鬼、ラッシャー木村がお亡くなりになりました。5月24日、腎不全による誤嚥性肺炎、68歳。つい最近、鶴見五郎が自宅に入った泥棒を捕まえたってなニュースを見たんで、…
“♪俺たちが行く後か~ら~、目覚めた街が続く~、サ~ンラ~イズ、うぉーうぉーうぉー”…えー(照)、何の歌かって? スタン・ハンセンの入場テーマ「サンライズ」じゃないですか。うえ、歌詞なんかあったのか?って馬鹿言っちゃいけません。勿論あります。歌…
久々、ページを繰るのがもどかしいほど面白いルポルタージュです。「完本 1976年のアントニオ猪木」(柳澤健・著)1976年、アントニオ猪木が演じた“異常な”4試合。ウィリアム・ルスカ戦、モハメド・アリ戦、パク・ソンナン戦、そしてアクラム・ペールワン戦…
相撲界が騒がしいですね。 八百長疑惑・・・ねえ。八百長って悪い事でしたっけ? そもそも相撲って「大地を踏みしめて五穀豊穣を祈る」神事ですよね。神事に八百長って無粋にも程があります。 大体、客から金とって「興行」している段階で、真剣も糞もないで…