完全なる魂魄と完全なる体を得、ローゼンタール家400年の悲願である「完全なるゴレム」となった檮杌(の疑似魂魄の中に19代に渡り潜んできたローゼンタール家四代目当主イサク・ローゼンタール)。
神に等しい力を手に入れた怪物に挑むのはローゼンタール家二十三代目当主エステル・ローゼンタール、その護衛役・禍斗(かと)、そしてミサカ10,046号と…
「とある科学の一方通行(アクセラレータ)/第12話・まもるべきもの」(2019年9月27日深夜BS11放送/高木啓明、冨永恒雄演出)
イサクは更なる力を得るために、足元を右往左往しているDAの残党を次から次にパックンチョ。
DAくんたちは喰われる間際まで『俺たちは正義だ!』連呼していて本当にウザイ奴らでしたが、彼らの正義への希求に嘘偽りはなかったようで、喰われた後も正義・正義と輪唱かましてイサクの精神に干渉。
その隙に地球の自転・公転のベクトルを操作して上昇気流を起こした一通さん一行がイサクの眼前に(何かもう「お前が神なんでね?」と思う荒業です)。
イサクを倒すには菱形蛭魅(ひしがた ひるみ)に宿る檮杌の符に「舜帝の剣」を突き刺さねばなりませんが、エステル一人の力では…。
『共に戦います、アドナイ』
『ミサカも手伝います。とミサカは自分がここにいる意義を見出します』
ケーキ入刀にも似た3人の共同作業(+一通さんのアシスト)で剣ざっくり蛭魅ぱっくり。
『何だよ、俺の邪魔ばかりしやがって。何なんだ、テメエは!?』
『悪党だよ。お前と同じクソッタレの悪党だ』
これで一件落着かと思いきや、イサクの残骸の様子がちとおかしい。
『イサクの死滅と共にこの力が解放された場合、爆破的崩壊を起こし、半径数キロは更地に、更に衝撃波によって学園都市は壊滅します、とミサカは補足説明します』
あーこれはアレですね。「このすば」1期最終話のデストロイヤー的なやつ。それまでの苦労を全部無視するラストクエスト。
半径数キロ更地→ラストオーダーが巻き込まれる→ぶっとばす、という分かりやすい行動原理で一通さんバッテリーないのに猛ダッシュ。
『あの糞ヒーローがいねえなら、俺がやるしかねえ‼』
もうどんだけ上条LOVEなんだ、お前は(笑)。
うちの娘のためならば、俺はもしかしたら地球も救えるかもしれない。爆発エネルギーのすべてを宇宙の彼方に弾き飛ばして今度こそ大団円。
エステルは人皮挟美(ひとかわ はさみ)の死体に宿した禍斗の術を解く決意を。禍斗はこれまでの一切の記憶を消失して元の符に。
『あの…私の記憶は消えますが、アドナイの記憶に私は残りますか?』
『当たり前だ。絶対忘れない。約束する。それからひとつ教えておく。これは記憶じゃなくて、思い出と言うんだ』
全ての後始末を終えたエステルは“師匠”である一通さんに別れの挨拶。
『(俺はお前の)師匠じゃないが忠告だ。お前みたいな中途半端な奴はこれ以上クソッタレな闇に関わるんじゃねえ。こっから先は一方通行だ…』
決め台詞頂きました! その後、休息代わりに屋上で缶コーヒーぐびぐびやっていたら空から美少女入りのトランクがこんにちは(2期フラグか!?)。
『ったく、退屈しねえなあ、この街は』
おっと、そいつは御坂美琴の決め台詞…と思ったら直後に「とある科学の超電磁砲T」の番宣が!(2020年1月スタート)
ポスター見るとメインヒロインは食蜂操祈(しょくほうみさき)のようですね。時間軸は「大覇星祭(だいはせいさい)」辺りでしょうか。楽しみです。
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