『迷子になるにはね、目的が必要なの!』
『え…?』
『行きたいお店があるとか…なんでもいいけど目的地があって、そこにたどり着けないのか迷子でしょ?だとしたら、私たちは絶対迷子にならない!なぜなら!私たちには目的地がないからです!』
迷子を楽しむという斬新な遊びの果てに辿りついたのは…
「放課後さいころ倶楽部/第1話・知らない世界」
(2019年10月3日深夜BS11放送/伊東優一演出)
放課後と言えば≪ティータイム≫だと思っておりましたが、本作の主役はボードゲーム。
みんなの好きなことが苦手、集団が苦手、自分の“楽しい”が分からない高校1年生・武笠 美姫(たけかさ みき)。
物怖じしない、好奇心旺盛、ついでに天真爛漫な同級生・高屋敷 綾(たかやしき あや)。
ロクに外にでない為、地元京都の事もよく知らない美姫と、無邪気に他人との距離を詰めてくる転校生・綾。
真逆の二人が出会って迷って。
『美姫ちゃんがすることは帰り道の心配じゃないよ。知らない道も、景色も…色も、音も匂いも。全部まとめて楽しんじゃえばいいんだよ!』
ドヤ顔している綾ですが、実はこの時ノーパンです(ブレーキの壊れたレンタルチャリごと川に突っ込んだ)。
帰り道、既に暗くなった繁華街でクラス委員長・大野 翠(おおの みどり)を発見。後をつけたら怪しい路地裏の雑居ビルの怪しい扉の中へ。表札(?)は「さいころ倶楽部」。
中を覗くとお店のよう。陳列されているのは見た事もない綺麗な箱に収まった「何か」。
翠はここでアルバイトを。そしてこの店の商品とは…
『もしかして…ここにあるのって、全部ゲーム!?』
『まさか知らずに入ってきたのか?ここはアナログゲームの専門店だ』
綾のキャラデザは豪快に修正入りましたね(ほとんど「ガルパン」の武部沙織)。
ボドゲで思い出すのは「妹さえいればいい」。仲間が集まればお約束のようにアナログゲームに興じておりました。
この↑時は、カードの絵柄でオリジナルの話を紡ぐ「ワンス・アポン・ア・タイム」を。
どこから見ても“海坊主”な(もしくは「ぼくたちは勉強ができない」のメイド喫茶「High Stage」のマスターな)店長を交えてチャレンジしたのはモロッコの都市・マラケシュ1の絨毯商人を目指す「マラケシュ」。
きちんとルール説明をしてくれるので、おいてきぼりにならずに楽しむ事ができます(因みにゲーム中も綾はノーパンです)。
BS11だと木曜日は「ゆるキャン△」再放送→「さいころ倶楽部」。アウトドアからインドアへ。景色は違えどテーマはひとつ。
《この日、私は楽しいを一緒に見つけてくれる誰かと…出会えた》
次回のネタは「ごきぶりポーカー」。「ぼくたちは勉強ができない」第9話で緒方が真冬先生に挑んで30連敗したアレです。
男子生徒も絡んでくるようですが、これが吉と出るか凶とでるか…。
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★本日10月8日は「骨と関節の日」!
となれば、これを紹介しないわけにはいきません。