『でもあんな力を見られたからにはもう会えないし。
会うことだってきっとないよ』
『今、何か立ちませんでした?』
『立ったって? クララが?』
フラグだよ(笑)。いつかどこかで見た皆知ってるメタ異世界へようこそ。
「私、能力は平均値でって言ったよね!/第1章・新天地でやり直しって言ったよね!」(2019年10月8日深夜BS11放送/守田芸成演出)
異世界転生モノのお約束を逆手に取ったメタ異世界転生物語。
ブランデル王国の貴族令嬢、アデル・フォン・アスカム12歳はとある事情からマイルと名前を変えて、ティルス王国のハンター養成学校へ。
マイルの真の正体は日本の女子高生・栗原海里(くりはらみさと。中途半端に頭が良く、クラスで浮いて友達ゼロ)。暴走トラックに轢かれそうなった女の子を助けるというお約束の事故で死亡。
気が付けば神様みたいな立ち位置のイケメンさんが。お約束の転生特典つき異世界転生。
海里の願いはただひとつ。
『次の人生は普通に友達を作って、普通に生きたい。
だから能力は…その世界の平均値でお願いします!』
この「平均値」ってのが曲者で、要するに最大値(古竜)と最低値(無能力者)の平均をとったものだから“ほぼチート”と言って良い能力を具備(魔術師の思念波の6,800倍)。
面白いのは、そのまま(女子高生が日本→異世界に)横移動するのではなく、ちゃんと貴族(←王様と庶民の中をとった)の赤ん坊として転生していること(「幼女戦記」ですね)。
享年16歳として、マイル12歳だから、彼女の実年齢(?)は28歳くらいということになります。
こっちでの12年間にかなり色々な事があったようですが、アニメでは景気よく割愛(後日回想という形で入るのかもしれません)。
「あしたのジョー」で少年院時代をすっ飛ばしてプロデビューから描くような、あるいは「巨人の星」で星雲高校時代をかっ飛ばして巨人軍入団から描くようなものですが、ここはシリーズ構成・あおしまたかし氏の手腕に期待いたしましょう。
第1章はティルス王国の首都(どう見てもローマ)に着いたマイルが、続発する幼女誘拐事件に首を突っ込む過程で、後日、ハンター養成学校の仲間となるメンバーに出会っていくという王道エピ。
『生ヒャッハーきたー!』『なんで嬉しそうなの!?』
居合い斬りのように入るちょっと古めの異世界ネタ(ゲーム、ラノベ、アニメ問わず)が良い感じ。
次回からはハンター養成学校での暮らしぶりが描かれるんだと思います。ストレスフリーな軽~い展開を希望します。
★ご参考
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★本日10月14日は「鉄道の日」
鉄道映画の名作はたぁくさんありますが、今日の気分は…