「ぼく勉」はざっくりした季節感さえ損なわなければエピの順番は比較的自由に入れ替えられるので、毎回ヒロイン決め打ちの構成を取ることが可能です。
今回は全編理系(緒方理珠)回…と見せかけて、Aパート関城回、Bパートあしゅみぃ先輩回という“一粒で二度美味しい×2”な構成でした。
「ぼくたちは勉強ができない!/2期7話・人知れず天才は彼らの忖度に[X]する」(2019年11月16日深夜BS11放送/上原秀明演出)
成幸が緒方を大学のオープンキャンパスに誘ったら、関城が全く同じ事を考えていたため、3人で行くことに。
緒方を成幸と二人きりにしてやりたい関城と、関城を緒方と二人きりにしてやりたい成幸が忖度合戦。
この二人、思考回路が完全に一緒。気が合いすぎて夫婦漫才・どつき漫談。
終いにゃ手ぇ繋いで(逃げないよう確保しているだけですが)戻って来るし(タイトル写真)。
作って欲しいなあ、関城ルート(緒方と3人でハッピーゴールでもいい。逆に言えば、関城が絡まない限り緒方ルートはない)。
ここの数学科体験授業で後半のキーパーソンとなる数学教授(現時点ではまだクレジットでも名前が明かされていない)登場。
緒方が天才っぷりを発揮して、何故か関城が大興奮。いやマジいい女です関城(変態ですが)。
関城、興奮の余り鼻血止まらず…。
Bパートは、あしゅみぃ先輩のメイドカフェ「High Stage」が企画したイベント「ボドゲ大会」(メイドに勝ったらお料理1品無料)に緒方が喰いつきまくり。レアものボドゲプレゼントに釣られてお手伝いをする事に。
メイドカフェですから当然緒方もメイド服。
『な…なんてこった…誰もが待ち望んだメガネ巨乳メイドがついに…』
ハゲマッチョグラサン店長のお店で富田美憂(緒方理珠、大野翠の中の人)がボドゲって完全に「放課後さいころ倶楽部」じゃございませんか。
見た眼(メガネは勿論、実は大野も巨乳設定)と中の人は一緒でも緒方と大野には大きな違いが。それはゲーム強さ。
突然やってきたメガネ巨乳メイドに一番人気となった緒方ですが、破竹(?)の42連敗。
『ばかな…こんな負け方確率的にありえない…』
『このまま負け続けたらこの店終わりだわ!』
右はゲームに負けてうなだれる「さいころ倶楽部」店長
ここで急遽あしゅみぃ先輩がアシスト入り、成幸が横からアドバイス(さいころ倶楽部ルールでは掟破りの超反則)。
そして、緒方は生まれて初めての勝利を。
『わぁああぁあ!か、か、勝ちました!生まれて初めてこんなに一杯勝ちましたー!』
歓喜の緒方に負けた客も思わず納得(負けて悔い無し)。
実はあしゅみぃ先輩の超絶さいころテクニックによるものでしたが、いやぁ先輩、もし医者になれなくてもディーラーで喰って行けますよ。
ゲームで勝つ。人生の目標のひとつをクリアしてしまった緒方。文系(心理学)に進む意志に変化は…。
『今はもっと知りたい、人の気持ち、自分の気持ち、成幸さんの…だから、何があっても変わりません』
変わってますよ。知りたいものの対象が。
これだけのエピを持ってきても、緒方は人気投票4位なんですよねえ。
如何に周りが強敵揃いかって事ですね。
次回は人気3番手のうるか回…ですが絶対最後は真冬先生が持って行くと思います。