タイガー服部が43年に渡るレフェリー人生にピリオドを打ち引退しました(2月19日後楽園大会)。
新日本プロレス→ジャパンプロレス(全日本プロレス)→新日本プロレス→一旦退団後WJプロレス→みたび新日本プロレスと波乱の航海。
長州と共に生きる喜びと悲しみと憤りを誰よりも味わった人ではないでしょうか。
プロレスでレフェリーは選手と並ぶ試合進行の立役者。
名勝負も迷勝負も謎(音読みメイなんだ)勝負もレフェリーの巧みな(?)試合捌きがあればこそ。
記憶に残るメイレフェリーと言えば…
沖識名
日本プロレス時代のレフェリーと言えばこの人。
得意技は外人レスラーにシャツを引き裂かれる事ですが、何と言っても決め技は“フォールの体制に入った力道山に自らも覆いかぶさりマッハのスリーカウントを入れる”事。
誰も返せません(笑)
「タイガーマスク」でも引き裂かれていたぞ!
全日本プロレス全盛期を象徴するレフェリー。
ワン…トゥ…ニイテイゴ…ニイテンロク…どうしようかな…スリー。遅い!遅いぞ樋口!
しかし、樋口が三つ入れるという事はタイガー服部になら確実に5つ以上入っているという事。誰も文句が言えません。
得意技は「巻き込まれ失神」。角度と言いタイミングと言い名人芸の領域。この伝統芸を引き継いで二代目ジョー樋口、三代目ジョー樋口が誕生してくれればよかったのですが…。
全日本女子プロレスに於いて「極悪レフェリー」の名を欲しいままにした異色キャラ。
「公平って何?」なエコ贔屓裁定、反則の助長・黙認・幇助、可変速カウントなど得意技多数。
2017年4月にお亡くなりになっていたんですね。ご冥福をお祈りします。
新日本プロレスの顔役。マッチメイカーにして進行役、ストーリーテラー。
言っちゃいけない事、本にしちゃった罪な人。
印象深いのはアックスボンバーの体制に入ったホーガンを見て突然「社長危ない!」と猪木との動線に割って入って楯となり、3人縺れてリング下に転落、乱入した長州が猪木、ホーガンに続けざまにラリアットを見舞う大混乱の中、一足先に猪木が生還するやマッハのカウントを入れて猪木をリングアウト勝ちにした第2回IWGP決勝戦。
タイガー服部は「回り込みジャンピング着地と同時にカウントワン、素早く腕を垂直に上げてカウントツー」が印象的な(樋口と対極な)ハイスパートレフェリングが持ち味でした。
お疲れ様でした。時々戻ってきてください。
そう言えば、昔「学生プロレス」にタイガーハッタリってレフェリーがいたなぁ…。
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★本日2月22日は「忍者の日」(なんじゃそりゃ)
ニンジャをテーマにしたレストランをプロデュースしている株式会社グラフィックアンドデザイニングが2015年に制定。
ニンジャ映画は山ほどありますが、入門書的にお薦めなのが…