デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【順番は】この素晴らしい世界に祝福を!5 爆裂紅魔にレッツ&ゴー!!【映画→原作】

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「姉ちゃんは臆病者なんかじゃないよ!」


「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」観終わったので速攻原作購入、一気読み。

順番はこれが正解。先に映画、後から原作です。

この素晴らしい世界に祝福を!5 爆裂紅魔にレッツ&ゴー!!」(2014年9月1日初版発行/暁なつめ著)

映画で細かいエピソードが端折られたのは残念ではありますが、90分という尺とテンポを考えれば致し方ありません。

ただ、あーここは削らないで欲しかったなぁというシーンや台詞もちらりほらり。

「貴様はこの旅の目的地にて、仲間に迷いを打ち明けられる時が来る。貴様の言葉次第では、その仲間は自らの歩むべき道を変えるだろう。汝、よく考え、後悔の無い助言を与えるようにな」

紅魔の里に旅立つ直前、見通す悪魔バニルがカズマに与えた忠告。

これがあるとエピローグのめぐみんの質問「カズマは優秀な魔法使いが欲しいですか?」がより際立ちます。

冒頭掲げた台詞はめぐみんの妹・こめっこのもの。「姉ちゃん」とはめぐみんの事です。原作ではこのセリフを起点に魔王軍幹部・シルビアとめぐみんが対峙することになるので、できればここも残してほしかったですね。

シルビアの黄泉還りは原作にはありません。活字で読む分には綺麗に終わっているので映画版は蛇足の感が否めませんが、クライマックスを2段構えにしたいという映画スタッフの気持ちもよく分かります(おかげでデュラハンも登場できましたし、ウィズとバニルの見せ場も作れました)。

紅魔の里、最後の夜にめぐみんがカズマに伝えた一言「私は、カズマの事好きですよ?」も大事な台詞ですが、これ残すとなると前振りとして日本の奇習バレンタインに触れねばならないので泣く泣く切ったんじゃないでしょうか。

映画版で“いい感じ”に補完されていたのが、コナミコマンドの入力シーン。

紅魔族ですら開け方が分からず、魔王軍幹部シルビアの持参した魔道具結界破りですら開けることができなかった紅魔の里地下格納庫入口。パスコードは「コナミ(原作では小並)コマンド」。

原作ではただ「入力した」という簡単な描写でしたが、映画版は「上上下下左右左右ほほほいのほい」というカズマの台詞がついていて実に勢いのある(素晴らしい間合いの)シーンになっておりました。

やはり「このすば」は活字も映像も面白いなあ。

では最後に映画版にはなかったアクシズ教のありがたい訓えを。

「カズマ、迷っているときに出した決断はね、どの道どっちを選んだとしても、きっと後悔するものよ。なら、今が楽ちんな方を選びなさい」

 

 

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★本日4月8日は「タイヤの日」

 社団法人・日本自動車タイヤ協会が2000年(平成12年)に制定。

 タイヤで思い出す映画と言えば… 

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