デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

7月12日はローリング・ストーンズ記念日。サントラ百人一首18 フルメタル・ジャケット/黒くぬれ!

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『俺はクソッタレな世界にいる。そうさ。
 だが生きている!もう何も恐れはしない』

(I'm in a world of shit . . . yes. But I am alive. And I am not afraid.)

隊列を組んだ男たちが行く。海兵隊の望み通り殺人者となった男たちが行く。

ロボットではなく、恐怖から解き放たれた破壊されることのない兵士の群れが行く。

ミッキー・マウス・ソングを歌いながら。

炎に照らされる後姿がゆっくりとフェイト・アウト。黒味となったスクリーンにギターのイントロ、一拍置いて叩きつけるドラムの連打。同時に画面一杯に広がる「DIRECTED AND PRODUCED BY STANLEY KUBRICK」の文字。

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映画は勿論「フルメタル・ジャケット」。流れる曲は

「黒くぬれ!」ザ・ローリング・ストーンズ

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PAINT IT BLACK/THE ROLLING STONES

 

「このエンディング・ソングがかっちょいいベストテン」をやったら(「魂のルフラン」@新世紀エヴァンゲリオンシト新生と並んで)上位入賞間違いなしの名曲です。

私はストーンズ世代ではないので、どの曲にも(コッポラとカーペンターが取り上げた「サティスファクション」ですら)大した思い入れはないのですが、この曲だけは別格。

東京ドームでこの曲を聴いた時は不覚にも涙が出そうになりました。

この曲、2期と5期(要するにイアン・ギラン在籍時)のディープ・パープルもライブ演奏しておりました。

ギランの趣味にリッチーが折れるはずがないので、リッチーも好きなんでしょう(多分)。

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残念な事に「フルメタル・ジャケット」のサントラには本曲未収録。米国版「アフターマス」かベスト盤でお楽しみください。 

※本日7月12日は「ローリング・ストーンズ記念日」。
1962年(昭和37年)のこの日、ザ・ローリング・ストーンズがロンドンのクラブに初出演しました。

★ご参考 

 

 

 

 

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