『デイヴ、あなたとまた仕事ができて嬉しい。
私は適切に任務を遂行していますか?』
Dave, It is good to be working with you again.
Have I fulfilled the mission objectives properly?
『勿論だとも、HAL』
Yes, Hal. You've done very well.
「2010年」のレビューの時も、HALの声を担当したダグラス・レインが亡くなった時の追悼記事でも引用しましたが、このHAL9000とボーマン船長の会話は涙なしには聞けません。
そして知りませんでした。スタンリー・キューブリック監督とピーター・ハイアムズ監督が同じ誕生日だったなんて(歳は15離れていますが)。
それは今日、7月26日。
本日を「HAL9000の日」と命名します。
左がハイアムズ監督(お誕生日おめでとうございます!)
「2001年宇宙の旅」の続編という”勝ち目のない戦い”に挑んだハイアムズの漢気については以前も触れた通り。
「2001年」は今見ても「未来の映画だなぁ」と思いますが、「2010年」は公開当初から「現在の(現時点で振り返れば80年代の)映画」という感じで、そこは確かに負け戦であったのかと思います。
しかし、HALとボーマンの16年越しの和解が観られただけで私は満足。
『何が起きるんですか、デイヴ?』
(What is going to happen, Dave?)
『素敵な事さ』(Something wonderful.)
『怖いです』(I'm afraid.)
『恐れる事はない。僕たちはずっと一緒だよ』
(Don't be. We'll be together.)
おまけ
今月発売のHAL9000 1/1 プラモデルキット MOE2001-5。
カメラアイがついたインターフェイス部を実物大の1/1スケールでモデル化。
クリアのダブルレンズパーツ構成としたカメラアイにLEDをセット、発光も可能に。
メーカーはメビウスモデル。全高約35cm。ディスプレイスタンド付属で税込み8,580円(Amazon見たら6,381円になっていました)。
★ご参考
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★正規の記念日もあります。本日7月26日は「幽霊の日」
1825年(文政8年)のこの日、江戸の中村座で四代目・鶴屋南北作『東海道四谷怪談』が初演されたそうです。曼荼羅畑的四谷怪談と言えば、