デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【強欲の魔女は】Re:ゼロから始める異世界生活 Season2 ♯33-34【チョロインだった】

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『俺は死に戻りして…何度も…やり直してたんだ。俺はずっと…ずっとこっちに来てから…ずっとずっと! 誰にも言えずに何度も…何度もひとりで! ずっとひとりで!俺は…俺は!』

『わかっている。君のこれまでの足跡を知っている。見たからね。だけど見てきただけだ。だからできるなら君の口から教えてほしい。君がこれまで何を思い、どう感じて、どれほど抱えてきたか。それを知りたい。だって僕はこの世の全てを知りたいと欲する強欲の魔女、エキドナだからね』

まさか、スバルが死に戻りの告解をする(できる)日が来ようとは。

しかも相手は魔女。そしてチョロイン。

良かったなあ、スバル。

 

Re:ゼロから始める異世界生活 Season2/第33話・命の価値|第34話・らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー」(2020年8月26日深夜9月2日深夜BS11放送/赤井倍人、土屋浩幸演出)

 

聖域の結界を解くための試練、そのひとつ目をクリアした所をセーブポイントに繰り返される死に戻り。

1周目。屋敷に戻った瞬間、“腸(はらわた)狩り”エルザ・グランヒルデに切り裂かれ悶死。

2周目。時間を早め、ラムを帯同し、フレデリカ、ペトラと共に再戦するも全滅。

そして3周目。聖域の長・リューズにエミリアに代わって自分が結界解除の試練を受ける提案をしたら何故かそのまま拉致監禁、オットーの救援で脱出後、屋敷に向かおうとするも獣化したガーフィールにオットーもパトラッシュも惨殺され、気づいたら聖域無人。外は雪。

そこで手のひらサイズの兎の群れに全身喰い散らかされて…。

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そして三たびの死に戻り(4周目突入)。セーブポイントは変わらず。聖域の試練なんかよりスバルの運命の方がよっぽどキツイと思います。

精神崩壊オープンリーチなスバルをエキドナが再び「魔女のお茶会」にご招待。

『気持ち悪いくらい平然としてるな俺。どういうことだ?』

『前に飲んだお茶のおかげさ。それで君の怠惰の魔女因子に働きかけ安定を促した。でなければ君の心は砕け散っていたからねぇ。さ、君の感謝の言葉を聞こうじゃないか』

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それには答えず、契約の書き換えを要求するスバル。

現実世界に戻った瞬間、エキドナの存在を忘れてしまっては精神の均衡を保てない。

『それに俺の心だけが問題じゃない。そうじゃなくてもお前を覚えていたい』

『えっ?』

『対価が必要なら他に何でも払ってやる。その代わりお前は俺の記憶に隠れるな』

『は、はい…』

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やだ何この魔女可愛い…。

ここで、エキドナの態度に疑問を抱くスバル。

スバルにとっては長い時間を経ているが、時間軸的には今は前回のお茶会の直後のはず。その事をエキドナが妙に思わないとしたら…。

『試してみるといい』

話せば聞いた相手も死に至る死に戻りの秘密。

『こ、後悔する暇もないかもしれないんだぜ?』

『そうなったときは君が僕の亡骸の前で泣き崩れることに期待しようか』

初めて(正確には2度目)他人に語る死に戻りの事実。抱擁と共に受け入れるエキドナ。

本当に魔女? 天使の間違いじゃなく?

エキドナが語る魔女と魔獣の物語。

  1. スバルに死に戻りの試練を与えたのは嫉妬の魔女。
  2. 死に戻りに回数制限は(恐らく)ない。
  3. その力は運命を打開し、スバル(だけ)を死なせないためのものでスバル以外の存在は考慮の対象になっていない。
  4. スバルを喰い殺したのは白鯨・黒蛇と並ぶ3大魔獣のひとつ、多兎(おおうさぎ)。
  5. 多兎は単体が分裂して無限に増える。作ったのは暴食の魔女・ダフネ。


つまり、結界解除の試練を克服してエミリアたちを解放し、多兎から逃げつつ屋敷に戻り、エルザを討伐? 四日以内に?

笑うしかない無理ゲーです。

エキドナの「お薦めしない」提案。《エキドナを依り代にダフネを呼び出して話を聞く》

逡巡している暇は無し。話に乗ったらダフネの前に傲慢の魔女デュフォン、憤怒の魔女ミネルヴァが相乗り降臨。

デュフォンに砕かれ、ミネルヴァに再生され、モテモテだなスバル。

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幼女デュフォンにプリキュアミネルバにアイアンメイデン・ダフネ。


ダフネに多兎駆逐のヒントを貰って、現実世界へ。

そこは神殿、試練の入り口。しかし傍らにエミリアがいない。いつものセーブポイントとは雰囲気が違う。

外に出てみれば森を覆う影と闇。それはスバルを包み込み耳元で愛を囁く。『愛してる。愛してる』と。

『何なんだよ…どうしてこんな時に…どうしてここにいやがんだよ…嫉妬の魔女!』

危機の上塗り、絶望の駄目押し。闇はロズワールも飲み込んで…。

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『やれやれ。どーも運がない。よもや試練の成否も分からないとは。君が地獄を歩むのならば、私は喜んで同道しよう。君が地獄を生きるのなら、私はその地獄をこそ望もう。次は間違えないようにね。ナツキ・スバル

何を知っている、何を企むロズワール?

 

 

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★本日9月5日はラクエル・ウェルチ姐さんの誕生日(おめでとうございます!)

1940年生まれですから、傘寿ですよ。Wikiに2010年当時の写真が載っていますが『歳とらんのかい、あんた!?』な美しさ。ひょっとして貴女も魔女?

本日は70年代ダイナマイト・ボディな作品を2本立てで。