デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【私は…死神】戦翼のシグルドリーヴァ ♯1(初回1時間スペシャル)【あたし、宮古!】

f:id:zombieito:20201004175521j:plain

『全機、応答せよ。こちらシュヴェルトライテ。応答を求める。こちらワルキューレ、シュベルトライテ。誰か、誰か応答してくれ…また、私独りか…』

今期は未知の巨大生命体と戦う美少女戦隊モノが目白押し(コロナのせいもありますが見事に被りましたね)。

「戦翼のシグルドリーヴァ/第一話・館山基地へようこそ!」(2020年10月3日BS11放送/徳田大貴演出)

2019年、突如あらゆる生命を脅かす存在、ネウロ…じゃない《ピラー》が出現。

絶対解決手段である核も無力。欧州はほぼ壊滅。アジアの移民受け入れももう限界。残る手段は神頼み、というところで本当に神様出現。

神…と言うか神…谷明? オーディンを自称する神様は人類に反撃の手段を提示。

それが英霊機(神の加護を受けたレシプロ戦闘機。コトブキか!?)と戦乙女ワルキューレ(神の祝福を受けた美少女パイロット)。

何故、オーディンが直接やっつけてくれないのかと言うと、それは多分、ゲームを観戦したいからでしょう。

神様は死にませんからね。娯楽に飢えているんですよ、きっと。

で、5年後の2025年、ピラーと人類の戦いは続き、相変わらず戦局は人類に不利。

そんな時、日本のネームド(ワルキューレの中で特別な能力を有するもの。世界で9人)が戦死。補充要員が欧州から派遣される事に。

指名を受けたのは、「シュヴェルトライテ」の名を持つネームド、クラウディア・ブラフォード。

f:id:zombieito:20201004175854j:plain


ウィンクしているのは『瞳を汝に』という敬礼とセットの決めポーズ。『心臓を捧げよ』ですね。

損耗率99.9%(一緒に戦った機体はただの1機も生還していない)の自称「死神」。

きっと日本でも厄ネタ扱いされるに違いない。そんな悲壮な決意での着任でしたが…。

着いたのは「南国リゾート系基地」がウリの館山基地(また千葉かよ!)。

そこは「ゼロ戦なんとか一家」なスチャラカベースでした。

出迎えた司令官・里見はまんま後藤隊長(流石に登場シーンで水虫薬は気が引けたのか、足の爪切ってました)。

まるで特車二課だな、と思ったら整備班長、シゲさんじゃないですか! こりゃ完全に確信犯だ。

f:id:zombieito:20201004180007j:plain


何か訳アリなチームメイト☟は上層部選抜という事情も特車二課っぽい。

f:id:zombieito:20201004180043j:plain


左から六車宮古(むぐるまみやこ。元気なお馬鹿)、駒込アズズ(こまごめアズズ。指揮担当。ツンデレで多分百合)、渡来園香(わたらいそのか。冷静沈着な最年少。宮古曰く「最速の鉄砲玉」、アズズ曰く「一番頭おかしい」)。

で、着任祝いと言わんばかりにピラー襲来。

また自分ひとりが生き残るのではないかと共に戦う事を躊躇うクラウディア(長いので宮古がクラウに短縮)でしたが、友軍機(現代機は男性パイロットが搭乗)の反応は、

『なんだ、うちに来た死神は美人だ!』

『俺たちはよっぽど引きがいい!』

ポジティブ・シンキングって大事ですね。

海中から姿を現したピラー本体はさながら巨大クジラ(「ふらいんぐうぃっち」だ)。

f:id:zombieito:20201004180321j:plain


ピラーを倒すには、体内のどこかにあるヴァンドランテと呼ばれる急所を叩く必要が…ってお前もコア持ちかい!?

露出したヴァンドランテを見るや宮古が生身で特攻、日本刀で一刀両断…って烈風斬かよ!?

f:id:zombieito:20201004180614j:plain

お会いできるのを楽しみにしております。坂本少佐。

 

爆発と共に巨木へと姿を変えるピラー。

周囲に機影無し。また…私独りなのか。

『ピンク、アノニウム、レッド…いや、宮古ぉ!』

『はい、はい、はーい!あたし、あたし、あたし、宮古宮古!』

f:id:zombieito:20201004181241j:plain


クラウにとっては初めての死者ゼロ、全員帰還。

突っ込む気力もなくなるデジャヴの嵐でしたが、不思議とあっという間の1時間でした。

「アサルトリリィ」や本家「ストパン」との比較が愉しみです。


f:id:zombieito:20200910133055g:plainランキング投票です。よろしければワンポチを。

 

--------------------------------------------------------------------- 

★本日10月7日は「ミステリー記念日」

世界初の推理小説(と言われている)「モルグ街の殺人」を書いたエドガー・アラン・ポーの命日(1949年、40歳の若さで謎の死を遂げました)に因みます。

ポー作品はここ(曼荼羅畑)ではちょっと馴染み薄ですが…。 

 

※「デモンズ6」ってポー原作だったのか…嘘だぁ…嘘でした(笑)。

 ポーの「黒猫」撮影風景がチラっとあるだけで「原作:エドガー・アラン・ポー」と言い切るプロデューサーの胆力に驚嘆します(そうでも言わないとウリどころがない酷い作品だった)。

 

★本日のTV放送【13:35~テレビ東京午後のロードショー】 

mandarabatake.hatenablog.com