『アバターじゃない。現実の私だ。認めよう、ここはゲームなんかじゃない。異世界だ!』
何故これを第1話にしなかったんでしょ?
「防振り」と同ジャンルのゲームものと見せかけて異世界転生というミスリードをしたかったのでしょうが完全に失敗。
私のように「所詮はゲーム内のお話でしょ」と冷めた目で見る人は1話切りするリスクもありますし(実際、この設定なら切っていいかな、と思いました)。
原作にない時間軸いぢり(本来クマ装備後は異世界なのに普通にログアウトして現実に戻って来られるかのようなフェイク演出)が私にとってはモロ裏目。
という訳で先週の第1話はなかった事にして、仕切り直し。
「くまクマ熊ベアー/第2話(実質第1話)・クマさん、少女と出会う」(2020年10月14日深夜BS11放送/高田昌宏演出)
ユナは15歳にして「引きこもり(高級マンション独り暮らし)」「ネトゲ廃人」「株取引で億の金を稼ぐトレーダー」。
目下の楽しみは世界初のVRMMOファンタジーRPG「ワールド・ファンタジー・オンライン」。
1年間どっぷり浸かったら、運営から宝箱のプレゼントが。適当に選んだ宝箱に入っていたのは「クマセット」。
着ぐるみかい! 装備は凄そうだけど着るのは恥ずい。しばし封印…って事でプレイ開始…したら何か変。
景色に見覚えないし…って、クマセット装備してるし!
装備変更できないし、1年かけて完ストしたはずのレベルが1に戻ってるし!何よりログアウトできないし!
と、ここでメール。送信者は「神様」。
なんじゃそりゃと訝しむ間もなくウルフ襲来。武器もないので落ちていた木の枝で殴ったら瞬殺。え、何で? ウルフ死んでも消えないし、アイテムに変わらないし。
近くでウルフに囲まれていた幼女フィナを助けたら、ウルフは捌けば全身くまなく金になると言う…って言われても捌くとか出来ないし無理無理…と思ったら幼女がナイフ1本でさくさく解体。
シロクマ手袋は無尽蔵アイテムボックス…らしい。解体ウルフ回収して街へ。
身分証がないと門番に銀貨1枚を支払わねばなりませんが…。
神様グッジョブ!株で儲けたお金がこっちでも使えるのなら、生活に困る事はありません。
翌日、くま装備の能力確認…ってチート過ぎる!(笑うしかない破壊力)
冒険者の身分証ゲットのためにギルド本部に行ったら、いかにも噛ませ犬なチンピラ冒険者が絡んで来るというテンプレ・イベント発生。
アニメだと「クマパーンチ!」1発で倒してしまいますが、コミカライズ版だと馬乗り顔面パンチ浴びせてボッコボコ、ついでにかかってきた周りの冒険者全員袋にして冒険者資格剥奪を迫る(ギルドマスターが仲裁に入って丸く収める)というワイルド・グリズリーぶりを発揮しております。
売られた喧嘩は全部買って倍返し、というユナの素敵すぎる一面を表していますが、ここは改変して正解だったかも。
初仕事はウルフの群れ40匹の討伐。晩飯前の運動にタイガーウルフを狩りに行ったら、またフィナが最初と同じ構図ですり寄られており(お約束過ぎて笑える)。
ベアカッター(コミカライズ版だと八つ裂き光輪みたいな感じでしたが、アニメではデビルカッター風)で倒して、救出。
改めてスール、じゃないアミカ、じゃないシュッツエンゲル、でもない専属解体者契約を結ぶことに。
魔物をユナが倒してフィナが捌く。互いを補うパートナー契約です。
『パートナーは敬語禁止なんで』
『はい。宜しくね、ユナお姉ちゃん!』
異世界に必要なもの…溢れる財力、チートな能力、そして妹。
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★本日10月17日はヤマタイ国文部大臣・殿山泰司(1915~1989年)、同内閣書記官長・岸田森(1939~1982年)の誕生日。
作品はもちろんこちら。