高度な科学力を有する帝国vs「魔女の国」と畏怖されるネビュリス皇庁。
史上最年少で帝国の最高戦力である使徒聖に選ばれたイスカと「氷禍の魔女」と称され皇庁最強と謳われるアリスリーゼ(以下アリス)。
出会ってはならない二人が戦場で相まみえる時…という重く古く辛気臭い設定に躊躇しつつ初回鑑賞。
初会敵で「この戦争を終わらせたい」という理想を語りつつ、アリスの圧倒的魔法攻撃を剣術で凌ぎ切るイスカ。
想定通りの展開でこのまま押し切られたらちょっと辛いな、と思いましたが、戦闘の最中、イスカがアリスを偶然「お姫様抱っこ」してしまった瞬間に潮目が変わりました。
おっとこいつはポンコツンデレお姫様なのか? だとしたら好物だぞ。
妙な期待で挑んだ第2話。
確信。これは世界を変えるバカップルのお話です。
「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦/第2話・邂逅 -僕とわたしが出会った敵は-」(2020年10月16日深夜BS11放送/伊部勇志演出)
アリスの抱き心地、じゃなくて激しすぎる戦闘を思い返し寝付けぬ日々を送るイスカ。
イスカが所属する防衛機構Ⅲ師・第907部隊の隊長、ミスミス・クラス(22歳・小柄・童顔・巨乳)は、気分転換に中立都市でオペラでも観てきなさい、とチケット譲渡。
お言葉に甘えて行ってみたら前の席で感情移入しまくって号泣している令嬢が。
客電点いたらこれがアリス。
中立都市は殿中と一緒で刃傷御法度。ここは互いに引いて大人の別れ。
その足でイスカが予約しておいたレストランに入るとアリスが相席。
何であんたが!?と言いつつ、パスタ談義で意気投合。
帝国の参謀、璃洒・イン・エンパイアから中立都市で開催中の美術展のチケットを譲り受けたイスカ。行ってみたらアリスと鉢合わせ。
何であんたが!?と言いつつ、美術談義でも意気投合。
ベンチに座ればイスカくん、姫の肩(いや胸か)を枕にまどろみうたた寝暫しの休息。
非の打ち所のないデート回でした。
イスカの中の人は奥間狸吉(下ネタという概念が存在しない退屈な世界)、アリスの中の人は駄女神アクア(この素晴らしい世界に祝福を!)。
長文タイトルな世界三部作ですね。
★そうそう「ロメオとジュリエット」と言えば…
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★本日10月21日は神風特別攻撃隊初出撃の日(1944年)。
★本日のTV放送【13:35~テレビ東京/午後のロードショー】