甲州撤退戦の時に命を救ってくれた夢結先輩と念願のシュッツエンゲル契約を取り交わした梨璃。
認可の証は「誓約書」。当然、書かれているのは誓いの言葉。
わたしたち二人は
シュッツエンゲルの契約を結びます。
これからは
幸せな時も、困難な時も
健やかな時も、病める時も
お互いを尊重し、慈しみ、支えあうことを誓います。
姉と妹の直筆サインとルーン文字の印鑑。これ完全に婚姻届じゃないですか。
「アサルトリリィ BOUQUET/第3話・ワスレナグサ」(2020年10月17日深夜BS11放送/徳野雄士演出)
甲州撤退戦でシュッツエンゲル(お姉さま)を失って以後、人を避け距離を置き、孤高を貫いてきた夢結。
その夢結を二日で「落とした」新入生・梨璃は注目の的。それは悪目立ちなどではなく、この子なら夢結の凍った心を解かしてくれるのではないかという期待の表れ。
そんな周囲の想いをよそに夢結は素人同然の梨璃を日々スパルタンに教育。
百合と絶対領域に目を奪われておりましたが、今回改めて本作と某作の共通点に目が。
- 百合丘学園はリリィの養成機関であると同時にヒュージを誘い込み迎撃する天然の要塞(第3新東京市?)。
- 通常兵器ではヒュージに有効なダメージを与える事はできない。
- マギという超常の力に操られるヒュージに対抗できるのは、同じマギを使うリリィだけ。
- 武器となるチャームはリリィのマギとシンクロする事で初めて威力を発揮する。
- 夢結のレアスキルは「ルナティック・トランサー」。一度トランス状態に陥ると、理性を失い、敵・味方の見境なく、マギか枯れ果てるまで破壊の限りを尽くす(暴走? Beastモード?)
色んな意味で罪な作品作ってくれましたね、庵野さん。
スパルタンな訓練の痛みを癒すのは勿論お風呂。
訓練開始1週間目でようやく梨璃のチャームが呼応。ここでヒュージ襲来。
単身飛び出した夢結がヒュージの背面装甲を破壊したら中から出てきたのはまるで墓標のように並び刺さったチャームの残骸(ジンメンだ!)。
当初タイトル画像案。これはかっちょいいな、と思ったのですが、結局
「絶対領域/お姉さまアシスト」画像の前に敗れ去ってしまいました…。
リリィにとってチャームは体の一部。それを手放す時は…。
『こいつ…一体何人のリリィを…』
主を失ったチャームの群れを見た時、甲州撤退戦の悪夢が覚醒。封印した夢結のルナティック・トランサーが発動。
狂えるスーパーサイヤ人と化した夢結は誰にも止められません。止められるとしたら…
『夢結様ぁ!』
梨璃のチャームと夢結のチャームが触れ合った時、互いのマギが流れ込み…。
『がっかりしたでしょ、梨璃。これが私よ。憎しみに呑まれた醜く浅ましい、ただのバケモノ!』
『それでも!夢結様が私のお姉さまです!』
瞬間、心、重ねて。マギスフィアに包まれた二人は空へ。
『梨璃、イクわよ、一緒に!』
姉妹初の共同作業はヒュージ入刀。
CONGRATULATIONS!
夢結のトラウマ克服エピってもうちょっと引っ張ると(せめて前後編にすると)思っていたのですが、1回で解決してしまいました。勿体ないような潔いような。
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★本日10月23日は作家マイケル・クライトン(1942-2008)の誕生日。
恐竜とか救急とかが有名ですが、自身も製作やら脚本やら監督やら八面六臂の大活躍を見せています。
まずは原作
そして監督・脚本
ついでに製作・脚本