ホイス・グレイシーにブラジリアン柔術を学び、ついでに空手とジークンドーと詠春拳のトレーニングも重ね…。
いやもう混ざって違いが分からんだろニコラス・ケイジ。
ここに「ザ・レイド」のハリウッド・リメイク版に主演する(つまりシラットを会得した?)フランク・グリロとスタント一代トニー・ジャー(ムエタイとテコンドーは嗜んでいる)が加わった格闘技の祭典。
どんなスゲーアクション映画ができるのかと思ったら…プレデターかよ!
「JIU JITSU(の予告編)」
(2020年/ディミトリ・ロゴセティス監督)
柔術の英語表記ってJIU JITSUなのね。何か充実。
ロケ地はキプロス共和国(お話の舞台もキプロス設定なのかは不明)。
Wikiによれば「トルコの南の東地中海上に位置するキプロス島の大部分を占める共和制国家で、イギリス連邦加盟国」だそうですが…ん?…大部分?
キプロス島って四国の半分くらいだよね。全土キプロスじゃないんか。
再びWiki先生登壇。キプロス島はキプロス共和国と北キプロス・トルコ共和国とイギリス主権基地領域アクロティリおよびデケリアと(まだあるのかよ!?)グリーンラインの寄り合い所帯なんだとか。
うわー面倒くさそう。
で、ここで天下一武闘会でも開催するのかと思ったらお相手は宇宙人!?
マスク被って、光学迷彩着こんで、腕から手裏剣飛ばして、視覚がサーモグラフで…って完全にプレデターやないか!
最期はニコラス・ケイジと宇宙人が「礼に始まり礼に終わる」真剣勝負!?
何と言うか中二病満開だな。
もともと主役はブルース・ウィリスの予定だったそうですが、スケジュールが合わずニコラスにお鉢が回って来たようで。
来る仕事拒まずのニコラスですが、ブルース・リーの大ファンでマーシャルアーツ映画に出たがっていた(撮りたがっていた?)ニコラスにとって、この話は渡りに船だったんじゃないでしょうか。
でも予告観た限りじゃこれマーシャルアーツ映画じゃなくて「トンデモSFアクション」映画だぞ。
あとニコラス、その役作り、完全にデニス・ホッパーの物真似だろ。
「JIU JITSU」は11月20日全米公開。
日本の公開は不明。タイトルが「JIU JITSU」って事だけは決まっているようですが、タイトルが決まっているだけでビデオスルーかもしれません(いやビデオスルーでしょう、これは)。
★予告編はこちら。
★ご参考
東南アジアの武術シラットはこちら。