『夢を追いかけなくなったらおしまいさ』
『夢を追いかけない人間は野菜と同じだ』
前者はシャーリー(シャーロット・E・イェーガー)の台詞。
後者は1920年のバイク“インディアン・スカウト”を40年に渡って改良し続け、63歳にして世界最速記録を打ち立てた伝説のライダー、バート・マンローの言葉です(正確にはバート・マンローの偉業を映画化した「世界最速のインディアン」のバート役アンソニー・ホプキンスの台詞です)。
バートはこうも言っています。
『スピードに挑む時は5分が一生に勝る』
今回は、一生に勝る5分よりも大切なものを見つけた人のお話。
「第501統合戦闘航空団 ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN/第4話・200マイルの向こう」(2020年10月29日BS11放送/長田伸二演出)
第1話・2話で補給の要である軍港を氷山型ネウロイに破壊された為、暫しお預けとなってしまったベルリン奪還作戦。
この幕間を利用して、個別キャラに順次スポットライトを当てる狡猾な構成(笑)。
3話では芳佳と静夏(おお、並べると韻を踏んでいる!)の501合流。魔法圧の制御ができなくなった芳佳と芳佳に依存する静夏の自立がテーマでした。
第4話の主役はシャーリー&ルッキーニ。
シャーリーが持っている(10年は破られないだろうと思っていた)記録、ボンネビル・ソルトフラッツで時速178.24マイル(286.9キロ)を突破した最速記録が更新されてしまった!
破られたのなら塗り替えればいいじゃない。
愛車ラピッド号(1000CCのバイク)で再び世界最速に挑むシャーリー。
外装の中身は多分こんな感じ。
ルッキーニのアシストを得て、180マイルを突破して自己ベスト更新、しかし目指すは200マイル(321.87 km。1000CCバイクで時速200マイルを出すのは理論的には不可能)。
シャーリーの力になりたい、という想いが空回りしてちょいとやらかしてしまうルッキーニでしたが、結果的に2人の絆は焼き入れされたマフラーのように強固なものに。
そこにタイミング良く(?)襲い来る超高速ネウロイ。
シャーリー用に発注した加速度抜群な新型ユニットP51H型を装着して発進するルッキーニ。
しかし、P51Hはルッキーニにコントロールできるような代物ではなく(一種の暴れ馬ですね)、撃ち落とされ海面一直線のシャーリー。更に追撃するネウロイ。そこに…。
お約束です、突堤を猛スピードで爆走するラピッド号Withシャーリー。
ジャンプ一番、ネウロイ激突の寸前にルッキーニ回収。身代わり地蔵となったラピット号はネウロイと接触、四散して海底へ。
ルッキーニさえ無事ならバイクなんかどうでもいい…。
改めてP51Hを装着したシャーリーは一瞬の加速で逃げるネウロイに追いついて撃破。
海底に沈んだラピッド号。そのスピードメーターが指し示す数値は…。
シャーリーにはラピッド2号(シャーリーニ号とかでもいい)で、再度ソルトフラッツに挑んでほしいものです。
★ボンネビル・ソルトフラッツの最速レースについてはこちらを。
---------------------------------------------------------------------
★本日11月1日は西原理恵子の誕生日(おめでとうございます!)
頻繁に映画化されていますが、興行的なアタリが少ないサイバラ本。
その理由の浅すぎる考察はこちら。
お気に入りサイバラ映画はこちら。
★★★★★★★★★★★★ STOP PRESS ★★★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
首を切り落とさない限り死なないはずの高地人が、不死の土地ボルテックスに死をもたらして獣人が、お亡くなりになりました。
ショーン・コネリー。90歳。訃報は10月31日、英国BBCから。滞在先のバハマにて。
ご冥福をお祈りいたします。
追悼は追って。