死体の山を築いた挙句、謎の累積赤字で自己破産した「綿流し編」。
園崎家の地下牢に監禁されていた詩音は圭一と共に救出後、自宅マンションから投身(自他殺不明)。
主犯・魅音は逃走中に再び圭一を襲うも、それ以前に園崎家地下の井戸の底から梨花・沙都子と共に遺体で発見。
焼死体で発見された鷹野は検死の結果、死後24時間経過…つまり、祭具殿に侵入した時には既に死んでいた。
あの魅音はどの詩音? 祭具殿に入った鷹野はどの鷹野?
『今回の事件、死体が歩き回りすぎなんですよ』
by大石刑事
その辺り、「綿騙し編」では詳(つまび)らかになるのかしら…と思ったら遥か予想の斜め上。
「ひぐらしのなく頃に 業/第8話・綿騙し編 其の四」
白昼学内で忽然と梨花失踪。
「綿流し編」では、梨花、沙都子が失踪、事件の中心に魅音がいると推理したレナは圭一を連れ立って園崎家の門をくぐりますが…今回何とレナの出番がまるっと無し!
圭一は魅音に招かれ単独で園崎家へ。
魅音は園崎家地下にあるセーフルーム(どう見てもハイテク座敷牢ですが)に圭一を監禁(鬼隠しのマトにかけられている圭一を守るため…らしい)。
訪ねてきた何者かと対峙するためにピストル一丁忍ばせて地下室を後にする魅音ですが…。
魅音が手にしたのは一見、コルト・パイソン357。でも、シルエットがちょっと変。
イジェクターロッドがない!これではシリンダーをスイングアウトできません。
横に実包がたんまりありますが装填できないぞ。
これ、シリンダーがボディと一体化したガスガンのシルエットです。何故わざわざそんなものの画像を参考に…。
右上に重ねたのがイジェクターロッドのないガスガン。
左下の黄色枠内がイジェクターロッドのあるパイソン。
後々、答え合わせ編で説明があるのでしょうか。現時点では単純に作画ミスに見えますが…。
来訪者(侵入者?)は沙都子。経緯も目的も不明ですが、沙都子は何か(誰が梨花を殺したのか?)に気付き、園崎家にカチコミをかけ…結果、魅音と相打ちになって果てたようです。
倒れた二人の中間に魅音のものとは違うオートマチックピストルがあるので、これが沙都子の得物だったのでしょう(画像が小さいわ粗いわで特定不能。M1903辺りが近いような遠いような…)。
この時の銃声を「たまたま」聞きつけた大石配下の刑事が園崎家に突入して、地下の圭一を発見、保護。
ついでにその奥の古井戸から詩音・村長、そして園崎家現当主・お魎の死体を発見(梨花は学校の便槽の中で…不憫すぎる!)。
何と圭一とレナを残して全員死亡という驚愕の幕切れ(富竹・鷹野は依然行方不明のまま)。
核心部分は何も明らかにされないまま、次週から北条沙都子不憫絵巻「祟騙し編」スタート。
おまけ
体当たりひとつで枠ごと外れる座敷牢ってどうよ?
★さて、パイソンと言えば…
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★本日11月21日は作曲家・山下毅雄さん(1930~2005)の命日。
山下さんと言えば何はさておき旧ルパンですが、その守備範囲は特撮から実録ものは実に多岐多彩。
特撮と実録から気になる所をつまんでおきます。