本日11月29日は「藤原喜明が異種格闘技戦でディック・レオン・フライに勝利した日」。
1989年のこの日、UWFが東京ドームにて開催した「U-COSMOS」(後援メガネスーパー)第4試合において藤原喜明がキックボクサー、ディック・レオン・フライと異種格闘技戦を行い、第2ラウンド0分37秒、スタンディング・アキレス腱固めで勝利いたしました。
我ながら何と強引かつ無理矢理な枕だと思いますが、記念して藤原組長出演作品を2本立てでご紹介。まずは、
「千年の松」(2008年/高瀬将嗣監督)
松葉会五代目会長であり、北関東大久保一家十代目総長である牧野国泰(本名:李 春星[イ・チュンソン])の半生を白竜が演じる大河(?)ドラマ。
実録ものではあるのですが、手触りはNHK朝の連続テレビ小説。
国定忠治の流れを汲む上州博徒という立ち位置が現代ヤクザものでありながら、任侠ものに近い雰囲気を醸し出しています。
藤原組長の役回りは、松葉会上州大久保一家9代目総長・中島豊吉(岡崎二朗)の命で、川場一家の貸元となった牧野国泰(白竜)と対立する滝田組の組長・壇原栄蔵。
あれこれ悪辣な事をしつつも最後は幼い息子のために刀を収める…のですが、組長この時もう60近いだろ。その歳でこんな小さい息子がいるって、どんだけ絶倫なんだよ(笑)。
で、もう1本が、
「天獄の島2」(2011年/辻裕之監督)
11月12日にご紹介した「天獄の島」の続編。
基本設定等はこちら☟でご確認ください。
組長の役回りは、戦闘用改造人間「赤目」。
フードを被ろうがゴーグル付けていようが、一目で「組長じゃん!」とバレてしまう変装不要の佇まい。
天国島を分割統治する7つの区の代表によるバトルロワイヤル。勝ち残った区には神の恩恵が与えられます。
原作ではコロシアム風の会場に住民が集まって賭けに興じる大規模イベントなのですが、諸般の(恐らく予算の)都合で場所も聴衆もしょぼーい絵面になってしまいました。
組長は第3区(原作では第4区)の代表として参加。圧倒的な強さを誇示しますが、第1区代表の御子柴(小沢仁志)の親指一本拳で喉を突かれた後、自滅。
正直、改造人間・赤目の凄さが伝わって来ず、普通に藤原喜明が相手した方が手ごわかったんじゃないかと思いました(一応、チョーク・スリーパーとか繰り出してはいましたが…)。
もうちっと(良い意味での)「魅せ場」のある作品で出てほしいなぁ…。
因みに本作、原作の流れ無視して、超テキトーなぶった斬りエンドで幕になってしまいました。
3は…無いんでしょうね。
★ついでと言ってはなんですが、藤原喜明名勝負をひとつふたつ。