デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

上坂すみれお誕生日記念。 ゴブリンスレイヤー GOBLIN’S CROWN

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『そうか、わかった。お前の剣は取り戻す。パラディンを殺す。ゴブリンは殺す。一匹二匹という意味ではない。巣穴ひとつ、この砦ひとつでもない。ゴブリンどもは皆殺しだ。だから、泣くな』

その優しさに神官ちゃんも惚れ直す。

ゴブリンスレイヤー GOBLIN’S CROWN」

(2020年/尾崎隆晴監督)

 

劇場で公開したから劇場版。間違ってはおりませんが、上映時間60分ポッキリ。販売戦略上の都合による「なんちゃって劇場版」です。

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剣の乙女直々の依頼で、ゴブリン討伐クエスト中にパーティごと音信途絶となった令嬢剣士の捜索に向かったゴブリンスレイヤー一行。

ゴブリンの巣穴から令嬢剣士は救出できましたが、ゴブリンの本隊は別の場所に。

雪に覆われた北方の山岳地帯にはかつてはドワーフのものであった巨大な砦がそびえていました。

原作組はあれこれ端折った喰い足りなさを指摘していましたが、そこいら辺のこだわりがない未読組としては十分見応えのある新作であったと思います。

ストーリー展開よりもゴブリンスレイヤーの「肯定する心」が個人的には見どころでありました。

己の慢心からパーティの全滅を招いた令嬢剣士。『うまくいくと思ったのに…』とうなだれる彼女に

『そうか。そう言う事もある』

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足手まといを承知で同行を願い出た時も

『俺はお前の親でもなければ友達でもない。頼みがあるのならば、何をすべきかは分かるはずだ』

突き放しているようで連れて行くの前提(笑)。

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『報酬。前払い』


綿密な小芝居でゴブリンの砦に潜入した直後に激情に駆られてゴブリンのシャーマンを撲殺するという痛恨の勇み足を演じてしまった時も、

『まあ、予想はできたが…』

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面白いのはパーティメンバーも(最も年長なはずの妖精弓手を除いて)彼女の行動を諫めないこと。

『竜とは竜なればこそ誉れがある。誉れなき竜はもはや竜に非ず、か』(蜥蜴僧侶)

プライドを捨てた人間はもはや人ではない。失ったものを取り戻すための激情は誰も否定できません。

冒頭の台詞は、乱戦の最中、パニックを起こした令嬢剣士を慰めた時のもの。

「何をやっているんだ!」でも「しっかりしろ!」でもなく…。

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この時、神官ちゃんの表情がどこか誇らしげだったのが印象的(絶対惚れ直しただろ)。

『言いたいことは山ほどあるけど、冒険はこうでなくちゃね』

TV放送版では『こんなの冒険じゃない』が口癖だった妖精弓手ですが…。

『そうか…これは…「冒険」だったんだ』(令嬢剣士)

2期が待ち遠しいですね。

 

★本日12月19日は令嬢剣士の中の人、上坂すみれの誕生日(おめでとうございます!) 
年明けには「イジらないで、長瀞さん」(長瀞さん)、「劇場版 生徒会役員共2」(森ノゾミ)などが控えています。
楽しみでございます。

 

★「ゴブリンスレイヤー」TV放送版(の海外版)はこちらで。 

 

 

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★本日12月19日は、先月27日、脳出血及び大葉性肺炎のため84歳でお亡くなりになった漫画家・一峰大二先生の誕生日。

一峰氏は円谷やピー・プロの特撮ヒーロー作品を多数コミカライズしておりました。

有名なのは「スペクトルマン宇宙猿人ゴリ)」や「ウルトラマン」ですが、ミラーマン電人ザボーガーなんて作品も。

今回は放送前の「パイロット版」と放送終了から36年を経て作られた劇場版をご紹介。 

 


★本日のTV放送①【14:00~BSフジ】 

★本日のTV放送②【19:00~BS12/土曜洋画劇場】