『足りないの分かってんでしょ?
届かないの知ってんでしょ?
好きな子にカッコつけたいんでしょ!?
好きでいてくれる子に誇れる自分でいたいんでしょ!?
なら誰かの手を借りたらいいじゃないですか!
たとえば…友達とか』
何度挑んでも救えない。エミリアは試練を克服できず結界は解かれない。聖域は雪に埋もれ、ロズワールの屋敷は血の惨状に沈む。
心折れかけたスバルにオットーが鉄拳制裁した所で終わった2期前半最終話。
後半の始まりはその制裁音から。
『友達の前でカッコつけるのなんかやめちまえよ! ナツキ・スバル!』
出てくる度にオットコ前に磨きがかかるオットー。彼がこんなに頼もしい奴になるなど白鯨戦の時は想像も…。
『頼ろうとしたさ。助けだって求めた。でもダメだった…』
『でも僕はまだナツキさんに頼られた覚えがないんですが!』
あーこれは辛い。何度も頼って何度も助けられているのに。
説明したいのにできないもどかしさ。言いよどむスバルに
『そのゴチャゴチャを全部話す! そして最後に信じろって言やいいんですよ! 友達なんだから!』
今度こそ最強パートナー誕生か。
「Re:ゼロから始まる異世界生活/第39話・STRAIGHT BET」(2021年1月6日深夜BS11放送/土屋浩幸演出)
一体どこまで話したんでしょう。死に戻りに言及せず、オットーを納得させる話。
しかし、オットーは飲み込んだようです。新コンビの最初のターゲットはロズワール。
『ロズワール!賭けをしよう。俺とお前の願いをチップに』
この周回でロズワールの書いたシナリオを全て覆して聖域も屋敷も救って見せると宣言するスバル。勝負の対価は…
『俺が聖域と屋敷、両方とも救ったらお前は本を捨てて一緒に来い。エミリアを王様にする。そのためにはお前の力が必要だ』
何とロズワールも自陣営に取り込むと。呉越同舟プロジェクト。
『お前の敵は最強のカードになった。まだ不足があるかよ?』
調子こいてるスバルは怖いもの無しですねえ。
『スバル君、聖域の雪も屋敷への襲撃も3日後だ。せいぜい健闘し惨敗して欲しい』
賭けは成立。ロズワールは落とした。次はガーフィール。しかしその前にエミリア。
『それにしてもお前も分の悪い賭けに乗るもんだ』
『そうですね。勝算度外視で勝ち目のない方に乗っかるのはこれが初めてです』
スバルとオットーのグータッチ。行けそうな予感。
ここからは情報量が半端ありません。
- 魔水晶の監督者リューズは全部で4体。しかし、ただひとり、リューズ・シーマだけは魔女との誓約に背いたため、現在は森に潜んでいる。
- リューズ・シーマの契約違反は「墓所への立ち入り侵入」。目的は墓所の試練に挑んで戻らなくなったガーフィールを連れ戻すため。
- シーマは他の3体にはない記憶、ガーフィールが試練で見た自身の過去について知っている。
- ガーフィールの乗り越えるべき過去は、自分と妹フレデリカを捨てて村を去った母親との別れの記憶(エキドナのヒント「愚かで哀れなガーフィールは外の世界を恐れている」がシンクロ)。
- エミリアはパックに見つけられるまで、氷の中で眠っていた(劇場版「氷結の絆」と繋がった)。その眠る前の記憶が墓所の試練。
姿を隠していたパックが現れ、エミリアとの契約を破棄して消失。同時に封印されていたエミリアの記憶が蘇り…。
嫌な胸騒ぎを覚えてリューズを訪ねるガーフィール。魔水晶の前で待っていたのは…オットー。
『ご期待に添えなくて申し訳ありませんが…友達の頼みですんでね。端役なのは承知の上で出張らせてもらいました』
とうやら当初の予定はスバル、リューズ・シーマ、ガーフィールの3人で話し合い(何の?)に持ち込むつもりだったのが、想定外のエミリア失踪で配役が変わってしまったようです。
『とは言え、既にあれこれ悪巧みしてしまった後だったので…宴の主催者が不在の間 代役などは如何でしょう?』
何だこの主役然とした表情。
で、主催者はどこにいったかと言うと、試練の墓所。そこには膝を抱えてうずくまるエミリアが。
『じゃあ話をしようか。エミリアたん』
何故ひとっ働きした後のような顔をしているスバル? オットーが言う「既にやってしまった悪巧み」とは何だ。
OPもCMもかっ飛ばして29分目一杯。次の番組(BS11の場合「装甲娘戦機」)まで1分足らず。
開幕から全力疾走です。
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★本日1月9日はジミー・ペイジ77回目の誕生日(おめでとうございます!)
ツェッペリンのアルバムの1枚でもご紹介するのが筋とは思いますが、振り返れば書いてない(「天国への階段」ネタは書きましたが)。
今日の所はペイジの数少ない(唯一?)サントラアルバムのこれを。
そう言えば「Coverdale-Page」(1993発表)を発売30周年記念でリイシューする計画があるとかないとか。結構いい感じのアルバムだったのでちょっとだけ期待しています。