『梨花。できることなら教えたくはなかったのですが。最後にひとつだけ、あなたに教えましょう。それは…ボクにまつわる宝の中で、最も重要で…最も意味なる力を持つもの。その名を…神剣・鬼狩柳桜(おにかりのりゅうおう)。死が新たな世界の始まりでしかない繰り返す者を…殺すことができる剣です』
それはつまり「殺される➡リセットしてやり直す」の無限ループを断つ、自殺の剣って事か。
別れ際に素敵な置き土産をありがとう、羽入。
「ひぐらしのなく頃に 業/第14話・猫騙し編 其の壱」(2021年1月7日深夜BS11放送/青柳宏宜演出)
今回から「猫騙し編」となったので、時間軸もリセットされるのかと思いきや、いきなり綿流し。
圭一と沙都子の姿がない。二人っきりで勝利を分かち合っているんだと思いますよってな会話が交わされているって事はまだ「祟騙し編」が続いているという事か。
レナの話だと、この後境内で大石刑事による惨劇が繰り広げられたようですが、果たして…。
来ました、大石刑事。手には血染めの鉄バット。それってついさっき圭一が鉄平を撲殺した時に使っていたものでは。
大石の目標は古手梨花。問答無用のコブラクロー。目血走り、首筋掻きむしって…嗚呼これ完全に発症していますね。
村人が取り押さえようとしたら大石いきなり発砲。詩音も魅音も鉛の餌食。
リボルバー乱れ撃ちで境内血の海、肉祭。阿鼻叫喚の地獄絵図。
梨花には脳天鉄バット連打。放送時間が23時30分から24時30分になっただけでこの始末(笑)。
「ゆるキャン△」からうっかりテレビ点けっ放しだった人はご愁傷様です。
気がつけば時のはざま。時空を彷徨う欠片の上。再びの羽入。
羽入さん、自分に残る力の全てを使って梨花の能力を修復。死ぬ前の(誰に殺されたのか、の)記憶を保持できるように。
そして最後の置き土産が「神剣・鬼狩柳桜(おにかりのりゅうおう)」。
いざとなったらこれを使って自害し、繰り返すことなく安寧の眠りにつけと。
隠し場所は祭具殿の立像の中。何と嬉しくない形見分け。
能力値ゼロになった羽入はそのまま消失。目覚めれば昭和58年6月12日。
そう言えば「Re:ゼロ」でも聖霊パックがエミリアとの契約を破棄して消滅。代わりにエミリアの封印された記憶が解放される、というイベントがありました。
繰り返し、という設定含めてシンクロしていますね、この2作。
悲壮な決意で祭具殿に入り、立像の仕掛けを解いた梨花ですが…。
『アハハ…バカ羽入…ないじゃない。剣なんて…ないじゃない。ろくでもない置き土産のくせに。それさえも残さないなんて』
しかし、奥に何か光るものが。それは神剣のかけら。
『これだけでも…目的を果たすくらいはできるわね』
これで死のうと思えばいつでも死ねる。繰り返すことなく永遠の眠りにつける。
『ありがとう、羽入。おかげであともうちょっとだけ頑張ってみようって、思えるようになったわ』
梨花が決めた頑張る回数はあと5回。
『あと5回…5回だけ頑張って、それで駄目なら…もう…諦めよう』
今回のアドバンテージは、鬼騙し、綿騙し、祟騙しの記憶保持。
起死回生となりますでしょうか。
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★本日1月11日は大出俊(1941~)の誕生日(おめでとうございます!)
大出さんと言えば必殺仕業人・やいとや又右衛門。
現在のこども必殺では夢の中でも届かないおとな必殺をあなたに。