あと5回…それで駄目なら諦める(神剣・鬼狩柳桜の欠片を使って自害する)。
悲壮な決意で誓った残回数。まさかその残機があっという間に「あと1回」になろうとは。
絶望のお煮しめ、挫折の佃煮。
古手梨花血まみれデッドコースター。
「ひぐらしのなく頃に 業/第15話・猫騙し編 其の弐」(2021年1月14日深夜BS11放送/所俊克演出)
大石刑事のひとりワイルドバンチで幕を開けた「猫騙し編」(いや、幕を閉じた「祟り騙編」と言うべきか)。
仕切り直して平穏な日常。ここで新キャラ・赤坂登場。
ダム建設問題に揺れる5年前の昭和53年に建設大臣の孫誘拐事件の捜査のため雛見沢に訪れた警視庁公安部所属の刑事(当時新人)。
「暇潰し編」では、雛見沢での捜査中に臨月を迎えた妻が病院で事故に遭う(娘は生まれましたが妻は死亡)という不幸に見舞われていましたが、こちらの時間軸では梨花のアドバイスで東京に戻り事無きを得ています。
5年前、梨花が5年後何者かに殺される運命にある事を話し、回避と救助を託した相手、それが赤坂でした。
その赤坂が雛見沢に。5年前に約束を果たすために。古手梨花を守るために。
ヒーローの帰還です。白馬の王子の登場です。期待と感謝に目を潤ませる梨花でしたが…。
・・・・・・・!
いやあ、こんな嫌な即堕ち2コマ見たことありません。本来、即堕ち2コマってギャグの手法のはずなのに。
思わず「ちょ…おま…いい加減にしろよ」とテレビに毒づいてしまいました。お子さんが見たらトラウマ確定でしょう。
赤坂に雛見沢症候群(L5+)発祥。梨花滅多刺し。灯油ぶちまけて爆発炎上。
残り4回。ここからはコマ落としインフェルノ。
園崎茜が発症して梨花首チョンパ。村長・公由(きみよし)が発症して梨花沼どっぷん。
そして(場所が雛見沢外であったにも関わらず)圭一が発症して梨花脳天鉄バット。
深夜バイオレンスの許容範囲、免罪符の臨界点を探るかのような血糊肉塊破滅の宴。
これ声優さんも収録後ダウナーになったんじゃないでしょうか。
5回の猶予があっという間に「あと1回」。
どこかに必ずルールが、あるいは引き金があるはず(もしくは操作している人間がいるはず)。
まだ先は長い(あと9話ある)のですが、全く展開が読めません。
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★本日1月19日はリチャード・レスター監督(1932~)の誕生日(おめでとうございます!)
「スーパーマンⅡ/冒険編」も捨てがたいですが、イチオシはやはりこれ。