『逃がすな、殲滅しろ』
『死ぬな、生き延びろ』
ジークの指令、リヴァイの厳命。
原作では、台詞が各自のつぶやきとか決意のようにも取れる配置でしたが、今回ジークとリヴァイの台詞だった事が分かりました。
因縁の対決の図式も明確になり見事すぎる引きが更に素晴らしいものに。
リヴァイの台詞を受けてOP入り。ちょっと鳥肌。
「進撃の巨人 The Final Season/#7(通算66)・強襲」(2021年1月24日深夜NHK放送/宍戸淳演出)
進撃の巨人VS戦鎚の巨人のシングルマッチに顎、車力、獣が乱入、敗者脱落のイリミネーション・マッチに。
獣(ジーク)入場時の台詞、
『エレン・イエーガーは俺の敵じゃない…』
は見事なレトリック。その真意が分かるのは次回。
パラディ島の精鋭部隊は補給無用の特攻部隊。時間を稼げば袋のネズミ…のはずでしたが、援軍を迎えるはずの軍港は一瞬の閃光で焦土に。
文字通り特大級の隠し玉、超大型巨人(アルミン)襲来。
変身するだけでちょっとした核爆発並みの破壊力。
アルミンを回収したのはハンジ率いる飛行船(オニャンコポンが初登場!)
戦鎚の巨人の本体(エレンに喰われたタイバー家当主ヴィリーの妹ラーラ)は硬質化水晶体で身を守っていましたが、顎の巨人の顎力に気付いたエレンが悪魔の奸計。
ミカサに両足切断された顎の両手をぶっちぶっちと引きちぎって達磨にすると、硬質化水晶体を顎の口に突っ込んで上下圧迫。
ピシパシと亀裂の走る水晶体。
『お、おい…よせ…やめてくれえぇぇえぇぇ!』
絶叫虚しく水晶体は木っ端微塵。そのまま生卵丸呑みの要領で進撃の口に納まり喉ごっくん。
いやもうエレンが悪魔にしか見えません。
車力の背中のトーチカで重機関銃をぶちかます「パンツァー隊」はサシャの狙撃とジャンに先導された雷槍の連続攻撃で全滅。
戦鎚捕食、車力重傷(ファルコが盾になったため、ジャンがとどめの雷槍を外して戦死は回避)、更にエレンは顎を喰らわんと…。
頼みの綱は、ファルコを庇って半巨人化したものの、生きる意欲を失って即身仏になっているライナーのみ。
ガビ絶叫。
『ライナァァァァ!助けてぇええぇぇ!』
ここ活字だとガビが喚いているだけなのですが、声優の力は恐ろしい。切羽詰まった感が増幅されて本当に「助けてライナー」な気分になります。
戦隊ショーとかで司会のお姉さんに促されてヒーローの名前を叫ぶあの感じ。
≪うるさい…静かにしてくれ…どうして…お前らは…俺を…死なせてくれないんだ≫
子供の声援背に受けて、男ライナー仁王立ち。
もうどっちが主人公なんだか…。
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★本日のTV放送【13:35~テレビ東京/午後のロードショー】