デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【知識のビッグバンと】進撃の巨人 The Final Season #68【在りし日のサシャ】

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『おあぁぁあ!ニコロさん、あなたは天才ですぅ!』

『き、汚ぇ喰い方しやがって…』

『こんなの初めてでぇ…』

『まだまだあるからゆっくり喰え!』

自分の料理を泣きながら美味いと言ってくれる。もうこんなん嫁にするしかないでしょう。

進撃の巨人The Final Season/#8(通算68)・義勇兵(2021年2月7日深夜NHK放送/青島昇希演出)

マーレに電撃奇襲を仕掛けて街中ささらもさらにしたパラディ島軍団(フロックは新エルディア帝国と呼称)。

戦鎚を喰らい、鎧・顎・車力を戦闘不能にして獣(ジーク)を捕獲するという大戦果を挙げましたが、その代償に失ったのは…サシャ。

ここでアルミンの回想で時計の針が3年逆回転。パラディ島から無垢の巨人が駆逐されて1年後。事の発端となった「あの日」へと。

マーレから来た調査船をエレンがカナディアン・バックブリーカー(いや、ハイジャック・バックブリーカーか)。

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エレンでっかくなったなー。エヴァ並みじゃね?


そのまま海岸に強制座礁。出迎えたのはハンジ。

『マーレの皆さん、こんにちは~!パラディ島へようこそ。私はハンジ。はるばる海を渡っていらしたお客様をお迎えする者です。どうぞこちらでお茶でも楽しんでいってください』

生来の傾奇(かぶき)者、こういう役演らせるとノリノリですハンジさん。

マーレの指揮官がそんな戯言につきあう訳はありませんが、ここで船員のひとりが指揮官を射殺。

『ハンジさん、お招き頂き光栄です。お茶しましょう』

異文化交流セミナーの始まりです。

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上官を射殺したのはイエレナ。その側近がオニャンコポン(何故この名前にしようと思った!?)。彼らはマーレの中にあってエルディア人の解放を目論む義勇兵

彼らからもたらされたのはマーレの軍情報と最新鋭の知識。

連射可能な銃、港湾技術、鉄道、航空戦力、そして人種と宗教。

『ところでオニャンコポンは何で肌が黒いのですか?』

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『俺たちを創った奴はこう考えた。色んな奴がいた方が面白いってな。君たちユミルの民も同じさ。俺たちは求められたから存在する』

『誰が僕らを創ったの?』

ここの下り、カットされなくて良かった。「港」というモノを理解できないシーンはカットされても文句ありませんが、ここは残して欲しかったので満足です。

義勇兵の思想的リーダーはジーク。

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これまでさんざっぱら煮え湯を飲まされてきた獣の巨人が我々の味方だと!? ジークの提案に疑心暗鬼になるパラディ島(そりゃそうだ)。

時間を巻き戻すことで生前のサシャが拝める僥倖(あざとすぎる構成)。しかし、現在に戻ればそこにあるのはサシャの墓。

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悲しみが一層募ります。

おまけ

壁内に残る無垢の巨人たちの絵面がどうみても「レイヴ」だったので、少し楽し気にしてみました。

 

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★本日2月10日はクロエ・グレース・モレッツ(1997~)の誕生日(おめでとうございます!)

クロエには「キック・アス」であちこち鷲掴みにされましたが、それ以降はどうもこちらの期待と違う所に着地してしまうケースが多いようで…。

私の中では立ち位置の微妙な役者さんになってしまいました。 

 ※未見ですが2006年の「ゾンビナース」「100年後…」が気になっています(笑)。

 

★本日のTV放送【19:55~BSテレ東/シネマクラッシュ】