デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【エミリア補完計画】Re:ゼロから始める異世界生活 ♯44【そして遂にOP解禁】

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『馬鹿な!馬鹿な馬鹿な馬鹿な馬鹿な!私は!私は何を!何をしているのデスか!? 何をして…何故!? 何故何故何故何故何故何故…何のためにぃい!』

『死んじゃえ。死んじゃえ。死んじゃえ。死んじゃえ。死んじゃえ。死んじゃえ。死んじゃえ。死んじゃえ。死んじゃえ。死んじゃえ。死んじゃえ。死んじゃえ!』

3週に渡ったエミリアの試練其の壱がようやく終了。

第一の試練の達成条件は己の最大の後悔に決別すること。

過去の自分を肯定するか、否定するか。

エミリアの答えは。

Re:ゼロから始める異世界生活/第44話・エリオール大森林の永久凍土」(2021年2月10日深夜BS11放送/土屋浩幸演出)

永久封印かと諦めかけていたOPが遂に解禁。「Long shot」by前島麻由。

 『でっかい賭けの事を英語で何て言ったっけ?』

 『Long shot』

(「機動警察パトレイバーOVA第2話「ロングショット」より)


映像にネタバレ要素多数。なるほどそれでここまでお預けだったのか。

さて本編。

封印を解いてはならない。エミリアがその約束を守り通す事で招いた悲劇。

ジュースは人の形を捨ててまで守ろうとしたフォルトナを(虚飾の魔女パンドラの誤誘導で)自らの手にかけてしまい…(結果、狂気に心を蝕まれ、怠惰の大罪司教ペテルギウス・ロマネコンティに)。

 

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怒りを暴走させたエミリアは森全体を吹雪と凍土で覆い、自らも氷柱の中へ。

ジュースもフォルトナも森の人々も救えなかったエミリアですが、

『後悔なんてしないわ。約束を守ってあの場所を譲らなかったこと、後悔しない』

ネガティブに煽って来るエキドナとポジティブさを崩さないエミリア

 

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『声を枯らして夢を謳って、空の上にいる母様に聞こえるように言うの。母様の愛した世界で、私は幸せでいるよって!』

ひび割れて崩れていく世界。おお、これって『僕はここにいてもいいんだ!』じゃないですか。

余談ですがエミリアの『死んじゃえ』連呼に、アスカの『殺してやる』連呼を思い出しました。

残る試練はあとふたつ。

墓所の外では、スバル、オットー、ガーフィールがロズワールの元へ。

化粧ばっちり戦闘装束でお出迎えのロズワール。

やって来た三賢者(?)を見て彼は知ります。自分の知らないワイルドカードが混じっている事を。それによって、ここまで画策してきた盤面が狂い始めている事を。

その想定外の登場人物は…オットー。

『憶えておこう、オットーくん。次の期には絶対に君を見落とすまいよ』

オットー・スーウェン。予言書からもハブられた最重要人物(笑)。

 

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スバルらの来訪の目的は降伏勧告。

『聞いたぜ、シーマさんから。この聖域が作られた本当の理由を』

いよいよ佳境?

 

 

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★本日2月13日はミーナ・スヴァーリ(1979~)の誕生日(おめでとうございます!)。

何故かこっち側の作品にばかり顔を出しているので、イマイチビッグネームになりきれない(そこがまたいい)女優さんです。

メジャーだけどダメダメな 

 マイナーだけど拾い物の 

 

で、ミーナ・スヴァーリのフィルモグラフィ眺めていたら「セックスと嘘とラスベガス」なんて言うTVMが。

なんだ、このバッタモンタイトル!?と思いましたが、どうも内容は至って真面目な(実話ベース)のサスペンス(変死したカジノ経営者の一件をめぐって繰り広げられる容疑者と親族の法廷対決)のようです(容疑者役がミーナ・スヴァーリ)。

しかも監督がピーター・メダック。名匠じゃないですか。

ついでと言っては何ですが、ピーター・メダック監督ものをひとつふたつ。