例え100年を費やしても勉強しない道を選ぶ。
その心意気は最早天晴れと言うほかありません。
闇落ちスーパーサイコレズ、北条沙都子爆誕。
「ひぐらしのなく頃に 業/第22話・郷壊し編 其の伍」(2021年3月4日深夜BS11放送/北村充基演出)
リーディングシュタイナーと死に戻り、ふたつの能力を手にした沙都子。
繰り返す者となりて歴史の修正(聖ルチーア学園なんか「受けない」「行かない」「行かせない」。死ぬまで梨花と雛見沢)を試みますが悉く失敗。
理由は簡単。沙都子が死に戻る度に説得相手である梨花の記憶がリセットされてしまうから。
常にまっさらな「雛見沢の外に出たいよ渇望」に満たされている梨花を都度ゼロスタートで翻意させるのははっきり言って徒労。
そもそも何故、梨花はそこまで雛見沢を離れる事に固執するのか。
沙都子は知る。梨花の苦役を。
『猫が雛見沢に閉じ込められてきた期間はおよそ100年』
猫は梨花のコードネームか。つまり「猫騙し編」とは…。
沙都子は観る。その地獄の一端を(鬼隠し編だ!)。
これを繰り返す事100年!?
ならば自分も体験しよう。梨花の100年を。100年かけて。プレイバックひぐらしのなく頃に&解(前シリーズのシーンが新たに描き起こされている!)
惨劇のルールは見切った。あとは簡単。梨花の心を折って折って折りまくって二度と雛見沢を出ようなんて考えを持たせないことだ。
そのためには…
『私だけでなく、梨花の記憶も引き継ぐようにはできるかしら』
『そなたに新たな力を加えよう。これで猫の死後にそなたが死ねば、ふたり揃って同じカケラに行くことができる』
『永遠にひとりの梨花を追い続けられる…そういう事ですわね』
梨花は欠損したツノのせいで死亡時の記憶、死の直前数時間分は記憶が失われる。
ならば…。
梨花を殺した後に自殺すればいい。そうすればふたり揃ってやり直せる。
『梨花…あなたの心を砕くために。あたくし、そういう意地の張り合いは得意ですのよ』
魔女の妄執。沙都子地獄巡りの始まりです。
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★本日3月7日はキューブリック忌(☜今勝手に命名)。スタンリー・キューブリック監督(1928~1999)の命日です。
本日は敢えて店を広げず1点もので。
★本日3月7日は「消防記念日」。1948年(昭和23年)のこの日、日本の消防の任務範囲、消防責任を市町村が負うこと、消防機関の構成などを規定した「消防組織法」が施行されました。
消防映画と言えば「タワーリング・インフェルノ」「バックドラフト」辺りが真っ先に思い浮かびますが、意外と裾野の広いジャンルでもあります。
本日はマイナーながら見どころの多いこの2本を。