古城に吸い込まれる蒸気機関車(日本でも登山鉄道の一部区間で見られる推進運転)。
シャドー家に尽くす誓いの言葉と共に得体の知れない飲料を飲み干す使用人たち(あからさまな薬物洗脳だ)。
地下牢獄を思わせる小部屋。棺のようなベッドで目覚める少…いや幼女。
メイド服に着替えると主人の待つ上階へ(5Gくらい掛かっていそうなマッハエレベーター)。
お仕えするご主人様はケイト。全身が影。服とシルエットから少女であることは伺えますが、表情は分からず。
使用人は主人の影を模した「生き人形」だと言う。
生き人形?
「シャドーハウス/第1話・シャドーと生き人形」
(2021年4月10日深夜BS11放送/大橋一輝演出)
見渡す限り不穏なのに、優しさと可愛いらしさに溢れている不思議な作風(昇仙峡の「影絵の森美術館」が「まどか☆マギカ」に侵食された感じ)。
貴族な暮らしをしているシャドー家は感情が昂ったり不安が増すと頭頂部から煤を噴く。
生き人形の仕事はまずこの煤の掃除から。
生き人形はケイトからエミリコという名前を貰います。
ケイトに一生懸命つくそうとするエミリコと、時にエミリコの世話を焼いてしまうケイト。
尊い…。
顔を持たないシャドー家の人間の感情(表情)の代役、それが生き人形の存在意義。
まだカメラがケイトの部屋とエミリコの部屋しか映していないので、城の全容、シャドーや生き人形の生まれた理由・経緯、シャドー家の目的、一家の他の人々、全てが謎。
(「スライム倒して300年」ご紹介直後で恐縮ですが)異世界転生ものに食傷気味の方には程よいカンフル剤になりそう(新規作としては「ましろのおと」と並んで今期最も期待できそうな気がします)。
パンを美味しそうに食べるアニメは…
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★本日4月14日はリッチー・ブラックモア(1945~)の誕生日(おめでとうございます!)
コスプレ吟遊詩人になった時は「は、早くエレキギターを!」とか思ってましたが、持ったら持ったで「違う、これじゃない!」で、げにファンとは我儘なものよのう…。
★本日のTV放送❶【13:00~BSプレミアム/プレミアムシネマ】
(読み返したらすげー罰当たりな事書いてる…)