『押せば押すほど、押し返す力も強くなる』
英訳すると、
The harder they come, The harder they fall.
再意訳すると
立ち塞がる奴らは薙ぎ倒す。
スペイン移民の心に宿るジャマイカの魂。
「NOMAD メガロボクス2/ROUND2・絶望は臆病者に勇気を与える」(2021年4月13日深夜BS11放送/黒田幸生演出)
OP入りました…インストです。「シャドーハウス」に続いて今期2曲目。
過去作で印象的なインストOPと言うと「GUNGRAVE」「灰羽連盟」辺りが思い浮かびますが、本曲も素敵なかっちょ良さ(「黒く塗れ」をラテンアレンジした感じ)。
冒頭、目の前でバイクをかっぱらわれたNOMAD。
犯人を追って辿り着いたのは朽ちた遊園地を根城にしている移民の居住地。
バイクは見つけたものの既に分解&バラ売りされた後。ギアも転売されておりました。
犯人の少年ミオの母親マーラが修理と弁償を約束し、その間空いているトレーラーハウスで暮らすことになったNOMAD。
実はそのトレーラーは前回、八百長のダシに使われた対戦相手、チーフの塒(ねぐら)でした。
第1話ゲスト程度に思っておりましたが、どうやら超重要キャラっぽいです。
で、ウルトラお約束展開ですが、この廃遊園地、持ち主が死んで競売にかけられることになり、住民(まあ不法占拠民ですが)には立ち退き命令が。
退去勧告に来たお役人にチーフが投げつけたのが冒頭の台詞です。
チーフはこの土地を買い取るために「メガロニア」への出場を決意。
第2話は「夢」についての台詞が多々。
『長生きしたけりゃ、夢なんて見るもんじゃねえ』
「メガロニア」のポスターを目にしたNOMADに向けた地下試合受付のおっさんの台詞。
『だが俺はまだあんたが見せてくれた夢からさめちゃいないんだ』
ギアレス・ジョーの試合は移民の希望の星だった、と語るチーフ。
『最後まで見届けてえんだ。その夢の続きを俺に手伝わせてくれ』
クスリを絶って、チーフのメガロニア参戦に協力を申し出るNOMAD。
さて、今回の回想で南部のおっさんの死が確定してしまいました。
『なあ…おっさん…俺があんたを殺した。そうだろ?』
『ああ…当たりめえじゃねえか。さあて相棒 次はどこへ行く?』
失った者、去ったもの、袂を別った者、そして新しい相棒。
まだ話の行く先は見えず。
★ジャマイカの魂を聴くなら…
★インストOPと言えば❶
★インストOPと言えば❷
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★本日4月16日は作曲家ヘンリー・マンシーニ(1924~1994)の誕生日。
「ピンク・パンサー」も一連のヘプバーンものも良いですが、私的ベストは何とってもこれ。