自衛隊によるゴジラ(進化2段目アンフィビア)殲滅作戦開始。
戦車大隊の一斉砲火を浴びながら、マイナス20度のガス状物質をレロレロと吐き出すゴジラ。
『何をする気だ…?』
大杉漣の台詞をそのまま借用。
吐瀉物をシームレスに炎にシフトさせガスに着火。半径250m圏内が一瞬で火の海に。
おっとこの図式はまんま…
「シン・ゴジラ」じゃないですか!?
「ゴジラS.P≪シンギュラポイント≫/第7話・まぼろしのすがた」(2021年5月20日BS11放送/野亦則行、鈴木拓磨、宮原秀二演出)
自らを爆心地としたゴジラは真っ赤な炭に。
それは硬質化した紅塵で作った繭のようにも見えますが…。
この尻尾のアングルも…
振り上げた拳の下ろし場所がなくなったのはアンギラスの槍と共に飛び出した大滝ファクトリーの愉快な仲間たち。
さて、どうしたものか、と波打ち際を見れば打ち上げられたマンダの死体。
横っ腹をひと噛み。仕留めたのはゴジラか? でもそこから腹中が喰い荒らされているので、ただ噛まれただけではなさそう。
『フナムシかシャコに喰い荒らされた?』
『こんなデカい奴を数日で喰い荒らすフナムシ?』
でっかいフナムシの正体はクモンガでした。
襲ってきた6体の内、5体をジェットジャガーがアンギラスの槍で粉砕(切り口からはゼリー状のヌメヌメ粘液が…)。
更に倉庫に張った巣の中に20体。ここで倒した5体がヌメヌメのアシストで再生・復活。
そのヌメヌメを操っていたのは…
へ、ヘドラさんじゃございませんか!?
一方のメイ。リー博士に連れられてロンドンへ。
着いた屋敷は葦原の研究書斎。そこにある記録の全てが葦原の研究メモ。
どうやら葦原は未来予測のために特異点(異なる宇宙)を並列接続した宇宙規模のグリッドコンピューティングシステムを作ろうとしていたようなのですが、個々の宇宙が弾き出す回答が異なっているために矛盾(エラー)が生じていた…らしい(あーはっはっは。わかんねー!)。
今回は「シン・ゴジラ」リスペクトが炸裂する絵柄が多数見受けられましたが、本日5月22日は庵野秀明の誕生日(おめでとうございます!)。
つい先日、アンケートサイト「ボイスノート」が「好きな庵野作品ランキング(アニメ/実写不問)」を発表しておりました。
トップ3は「新世紀エヴァンゲリオン(シリーズ)」「シン・ゴジラ」「ふしぎの海のナディア」。
折角なのでちょっと乗っかってお気に入り庵野作品BEST5を挙げておきます。
- トップをねらえ!(監督/コンテ/設定) ※本当は「トップをねらえ!」「トップをねらえ2!」合体劇場版としたいところなのですが、「2」の方は庵野監督が絡みが薄そうなので。
- 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生(総監修/原作/脚色/作画監督) ※中途半端に終わった所謂「春エヴァ」ですが、「魂のルフラン」が流れるエンディングが素晴らしいので。
- 帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令(総監督/出演)
- 彼氏彼女の事情(監督/演出/絵コンテ/脚本)
- CUTIE HONEY キューティーハニー(監督/脚本)
ありゃ肝心の「シン・ゴジラ」がはみ出てしまった。「監督不行届」と並んで次点ということで。
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