鉈で餅つきした後、糸ノコで解体、ひとつひとつ丁寧にラッピングした死体を一心不乱に埋める女子中学生。
大地と生きる。昭和の田舎のスローライフ。
「ひぐらしのなく頃に 卒/第3話・鬼明し編 其の参」(2021年7月8日BS11放送/北村充基、青柳宏宜演出)
沙都子にH-173を打ち込まれ、雛見沢症候群発症状態となったレナ。
家族を守るため頑張って頑張って。父親を食い物にしようとしていたホステス、リナを屠って捌いて包んでポン。
いい汗かいてひと仕事。しかし、心に渦巻く疑念がひとつ。
死体を隠している所を圭一に見られた…に違いない。
圭一の発言の全てがレナの犯罪を仄めかすように聞こえて…。
駄目押しが刑事・大石の圭一聴取(の目撃)。
大石が刑事である事を知っているレナには密告にしか映らず。
大石と圭一を階段の踊り場から見つめながら、首に手をやるレナ。それを見て満足げな沙都子。
『首、どうかしたんですの?』
『どうしたのかな? なんか最近、首が痒くて』
『あらあらお大事になさってくださいませ』
(よっしゃよっしゃ、順調、順調)
気になって圭一の家に行ってみたら、圭一は電話でも大石と話をしていた。しかも会話の中に私の名前が!もう一刻の猶予も許されない。早く圭一の息の根を止めないと。
そこに圭一の母から渡りに船の申し出が。父母揃って東京出張しちゃうから、圭一の晩御飯作ってあげて。
『お台所にあるもの、お野菜でも包丁でも何でも使っていいわよ』
包丁でも何でも?…チャ~ンス。
準備万端整えて圭一宅へ。鬼隠し編では、ここでレナを信じる事ができず、ドアを閉ざしたために惨劇を生んでしまった圭一でしたが、今回は梨花から「レナを信じるのです」というカウンセリングを受けています。
躊躇しつつもドアを開け、レナを抱きしめる圭一。
その様子をこっそり見ていた梨花は、惨劇回避を確信。
『これでもう大丈夫なのです』
次の瞬間、レナ、圭一を包丁で滅多刺し。圭一、レナを目覚まし時計で側頭部滅多打ち。
『圭一なら勝てますです。ファイト、オー!なのです』
見事過ぎる即落ち2コマ。確かに勝った(生き残った)けどね、圭一。
なるほど、こういう経緯だったのね。
翌日、想定外の展開(レナ死亡、圭一重体)を耳にして驚愕・落胆・絶望する梨花。
家に戻るや、包丁喉に突き立てて死に戻り大作戦。次こそ必ず…。
梨花の息が絶えているのを確認して後を追う沙都子。
『梨花、今回は運がなかっただけ…次のカケラでは惨劇を防ぐことができる…そう思ってるんでございましょ? そうは行きませんわ。あなたが屈服するまで、お社様の祟りはずっとずっとどこまでも…決して逃がしませんわよ!』
「鬼騙し編」では、魅音の口から、梨花も沙都子も自宅で死体で発見された、と語られるだけでしたが、二人とも自殺だったとは…。
深夜帯だった「業」第2クールと違い、「卒」は23時30分スタート。
グロは抑えたものの、恐らく過去最大出血量。4人分ですからね。全員、自身の体積より多いんじゃないかという血液をまき散らしています。
圭一が失血死しなかったのは神の加護か何かの冗談でしょう。
次回からは謎多き「綿騙し編」の答え合わせ「綿明し編」。
新事実てんこ盛りの予感…。
おまけ
新OPであぜ道を沙都子が走っているシーン、「ぼくらの」OPと被りますよね。
★「鬼騙し編」クライマックスの確認はこちらから。
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★本日7月11日はプロレスラー、橋本真也(1965~2005)の命日(黙祷!)。
『時は来た!』(←「まちカドまぞく」の使い魔猫メタ子ではない)の名台詞(背後で吹き出す蝶野がついて1セット)が忘れがたい名レスラー。
本日はチョイ役でも存在感の光ったこの作品を。
★本日のTV放送【21:00~BS日テレ/日曜ロードショー】
※放送は「マトリックス リローデッド」