≪東京のある家では、無関係の人間が10人以上死んでいる。担当の中川刑事によると、殺人を引き起こしているのは「JUON」という呪いらしい≫
おっと担当の中川刑事というのは、石橋凌の事ですね。
ちゃんと繋がっているじゃないですか。
「ザ・グラッジ/悪霊の棲む屋敷」
(2020年/ニコラス・ペッシェ監督)
「貞子」の最新作に触れたのに伽椰子の最新作に触れないわけにはいきません。
ちょっと分かりにくい邦題ですが、「呪怨」シリーズの最新作です(製作はサム・ライミ。清水崇監督は関わり無し。但し、一瀬隆重はタカ・イチセ名義で製作に参加)。
時間軸は2004年の「THE JUON/呪怨」と、2006年の「呪怨/パンデミック」の中間。
始まりは2004年の東京。
この家が起点。
日本からうっかり呪いを「お持ち帰り」してしまった女性がペンシルバニア州クロスリバーの自宅に惨劇をデリバリー。
その後、その家に関わってしまった二組の夫婦と家に憑りつかれてしまった刑事、その相棒だが絶対にその家に入ろうとしない刑事、そして、夫を癌で亡くし、ひとり息子と共にこの地に移ってきて、問題の家と関わる破目になってしまった女刑事が主な登場人物。
家の所在地は“レイバーン通り44 番地" 「44」は呪怨のプロトタイプである「4444444444」からの引用のようです。
まあ、伽椰子も俊雄も出てこない(正確には伽椰子は冒頭でちらっと顔を出す)ものを「呪怨」と言われると「いや違うだろ」と言いたくなりますが、時間軸を行き来しながら、複数の惨劇の真相に迫っていく構成が面白く、飽きずに観ることができました。
単純にホラーとして観れば、十分楽しめる出来だったのではないかと。
おまけ::悲惨な死に方をするお二人。
このお二人👆って、何かインディペンデント・ホラーのアイコンみたいになってますよね。
右は「呪怨館」その他のジャッキー・ウィーバー、左はご存じ「インシディアス」シリーズその他たぁくさんのリン・シェイ。
★ジャッキー・ウィーバーが出ていた…けどレビューでストーリーにほとんど触れていないのが、
★リン・シェイの代表作…と言えば「インシディアス」ですが、それじゃ面白くないので、
★で、本作の後日談的位置づけになるのが、
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★本日7月13日は鈴木紗理奈(1977~)の誕生日(おめでとうございます!)
「ケイゾク」の印象が強いのですが、この方、今、レゲエ・シンガー(ソング・ライター)なんですね。
2017年7月には、『キセキの葉書』(ジャッキー・ウー監督)で、マドリード国際映画祭最優秀外国映画主演女優賞を受賞。女優業もバリ現役。
本日は若き日の(やんちゃな)青春の1ページを綴って削って破り捨てたこの1本を。
★そう言えば今日は…