『好き、大好き、愛してます。坊ちゃんしか見えません』
毎回、締めは「ドストレート告白縛り」なんでしょうか。
多幸感MAXです。
「死神坊ちゃんと黒メイド/第2話・坊ちゃんと執事と迷い猫」(2021年7月11日BS11放送/山川吉樹演出)
触れたもの全ての命を奪う呪いをかけられた坊ちゃんと坊ちゃんに仕えるメイド、アリスのキツイのに美しい日常を描く新作アニメの第2回。
第1話では腰痛で「病欠」していた執事ロブが職場復帰。
執事歴50年のベテラン。しかも、中の人は芳忠さん。もうこの人さえいればどんな敵が襲ってきても大丈夫な気がします。
『命尽きるまで、坊ちゃんに仕えますとも』
ただこの人、執事としては超人的働きを見せますが、寄る年波であちこち老化が激しく、特に視力はダダ下がり。
坊ちゃんとアリスと猫の区別もつかなくなっています。
『坊ちゃん、地べたを這わないでください‼』
『それが僕に見えるのか!? 老眼っていうレベルじゃないぞ!』
『思わず触ってしまいましたが、この感覚は…猫!』
生き残っているのが不思議なレベル。
もうひとり、前回はチラ見せだった坊ちゃんの妹・ヴィオラが本格登場。
兄をからかい倒すウザナマ娘ですが、憎めません。
訪問禁止の兄宅に来るくらいだからブラコンなのかと思いきや、目的はロブ。
顔見ただけで饒舌ストップ、台詞カミカミ、赤面モジモジで遁走。
『まさか(妹が)枯れ専だったとは…』
いや、可愛いじゃないですか。
バルコニーで満月を見上げて物思いにふける坊ちゃん。
そこはダンスがうまく踊れなかった坊ちゃんの祖父が、アリスの母親を相手に練習をしたダンスホール。
『ぼ、僕たちも踊ってみる?』
『嫌です。…ちゃんと誘ってくださらないと嫌です』
『僕と踊ってくれませんか』
『喜んで』
触れる事の許されないダンスは爆弾解体並みの緊張感(汗)。
月の明かり(だけ)に照らされて踊る二人のシルエット。美しすぎて泣けてきます。
触発されて緊急企画≪ダンス選手権≫。
所謂社交ダンス系で、ダンスそのものが主題になっている作品は除外。あくまでお話の合間に挿入されるダンスシーンで思いついたものをいくつか。
- 「天国の門」…冒頭のカメラが回りまくる卒業式のダンスシーンもダイナミックで好きですが、人のいなくなったホールでクリス・クリストファーソンとイザベル・ユペールが静かに踊る短いシーンが好きです(絵になります)。
- 「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」…キービジュアルにもなったアル・パチーノとガブリエル・アンウォーのタンゴ。前振り無く、その後の伏線にもなっていない、文字通りここだけのダンスシーンですが、いいじゃないですか、美しければ。
- 「ゾンビーノ」:ペット化されたゾンビと飼い主キャリー・アン・モスのキッチン・ダンス。死体でも心は通う。
- 「Re:ゼロから始まる異世界生活」…第50話(2期最終回)「月下、出鱈目なステップ」より、スバルとエミリアの大団円ダンス。上手い下手は関係ありません。
- 「やはり俺の青春ラブコメは間違っている 完」…第12話(最終回)より、比企谷八幡と平塚先生のダンス。雪ノ下雪乃のツンデレぶりの破壊力が凄まじすぎて滅茶割り喰っちゃいましたが、素敵な別れのダンスであったと思います。
★ご参考
おまけ
今回サブタイの「迷い猫」は坊ちゃん邸に迷い込んだ捨て猫とその家族なのですが、どうして猫(特に黒猫)は巨乳のお姉さんを見ると、ふみふみやお手玉をしてしまうのでしょう。
左はアリスの胸をふみふみする迷い猫。右は「このすば」ウィズの胸でお手玉するちょむすけ(←こいつは正確には猫ではないですが…)。
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★本日7月14日は椎名桔平の誕生日(おめでとうございます!)
「BLACK OUT」「新宿黒社会」(いずれも1995)の頃から好きな俳優さんなのですが、いまいちアタリに恵まれないと言うか、これだ!って作品に出合えていないような…。
本日は2010年のテレビ番組からこちらを。