今期オネショタ枠。あちこちタガの外れた(一部タガの締まり過ぎた)女子大生が集う野生の王国に迷い込んだ子羊(中学生男子)の「日々是顔面騎乗」な桃源百景。
「女神寮の寮母くん。/第1-2話」(2021年7月15、22日BS11放送/中重俊祐監督)
自宅を火災で失った南雲孝士(なぐも こうし)は12歳にして宿無し金なし身寄り無しのプータローに(出火原因らしい父親はそのまま失踪)。
拾い喰いして行き倒れていた孝士を拾ったのは近所から「ワケあり寮」と噂される星間女子大の学生寮「女神寮」の仮寮母・和知(わち)みねる(本人も女子大生)。
孝士の特殊過ぎる事情を哀れんだみねると寮の住人は孝士を寮母として雇う事に。
ここまでの経緯をざっくりまとめるとこんな👇感じ。
まあ、家一軒全焼させて、仮に延焼が無かったにせよ、火災保険に入っていた様子もなく、義務教育途上の少年が行政の援助も無しに路上生活者になるってのは、現代日本の情景としてどうよ?とも思いますが、そこいらへんは全力スルーが基本方針のようです。
で、ご近所から「ワケあり」と囁かれる女神寮の住人は、
- 自称研究者で日々得体の知れない薬剤を混ぜ合わせては毒ガスを発生させている前仮寮母の和知みねる。
- 男性恐怖症で男に触れただけで鼻血スプリンクラーの早乙女あてな。
- コスプレマニアで創作衣装を作っては周囲の人間を着せ替え人形にしているフレイ。
- コミュニケーションは肉体言語(でも少女漫画大好き)な戦咲(せんしょう)きりや
- 全てが謎に包まれた八月朔日(ほずみ)せれね
これら曲者どもに囲まれ、押し倒され、圧(の)し掛かられ、気が付けば顔面騎乗。
リトさんの場合は、まず自分がコケるというトリガーがありますが、孝士の場合はほぼ受け身。彼もまた(「探偵はもう、死んでいる」の君塚同様)生まれながらの(物理的)巻き込まれ体質という事なのでしょうか。
1話2話はキャラ紹介パート。イチオシは戦咲きりや。
武闘家の娘として育てられた全身凶器ですが、大学入って少女漫画にずっ嵌り。
しかし、キャッキャウフフの対極にいる自身のキャラとのギャップに耐え切れず、読むたびに照れて暴れて壁に床に正拳突きの雨あられ。
そのまま床ぶち抜いて階下の孝士の部屋に落ちてきて顔面騎乗。
穴の開いた部屋は危険だからとそのまま孝士の部屋で就寝。
孝士を見ていると実家の弟たちを思い出すと郷愁の腕ひしぎ逆十字。
『こうして弟たちともよく組み手をしたもんだ。
懐かしいなー。この感じ…嗚呼、堪らないよ。
いいよ…孝士くん、すっごくいい。
こうして絡むのってどれくらいぶりだろう。
気持ちいいよ、孝士くん。孝士くんはどう?』
変態です。
さて、唐突ですが、アニメの世界で繰り出されるプロレス技で最も登場頻度が多いのは何でしょう。痛め技なら大技ジャーマン・スープレックスが王道ですね。締め技ならコブラツイストかスリーパーホールドだと思いますが、関節技なら腕ひしぎ逆十字ではないでしょうか。
というわけで緊急企画「ヒロインが主人公に仕掛ける腕ひしぎ逆十字」トップ3。
試合とかバトルのシーンは(繰り出される必然性があるので)除外。
あくまで日常という生活空間の中で観られるものに限定します。
第1位
ラウラ・ボーデヴィッヒ
from IS(インフィニット・ストラトス)
何と言ってもポイントは「全裸」ということでしょう。起き抜けの前戯、靱帯はじめ色んな所が伸びる朝。
第2位
島田美波 from バカとテストと召喚獣
全編を通じて様々なプロレス技(ジャーマンや吊り天井などの大技も披露)を魅せてくれますが、関節系もなかなか。
写真左は単独で逆十字を仕掛けたもの。右は清水美春の逆十字アシストを得て足四の字固めを仕掛けているところ。
第3位
春原菜々 from すのはら荘の管理人さん
オネショタの先輩ですね。状況が本作に一番近いのではないでしょうか。
次点として「えむえむっ!」の結野 嵐子(ゆうの あらしこ)を挙げておきます。
★そう言えば、昨日7月28日はカール・ゴッチの命日でしたね。
ついでなのでジャーマンの使い手も紹介しておきます。
★この後の展開を一気呵成に…。
★そして本日7月29日は秋吉久美子(1954~)の誕生日(おめでとうございます!)
「の・ようなもの」の肩の力が抜けた演技も良いですが、やはりこの人には「薄幸」が似合います。根津甚八と共に堕ちていく女をご堪能ください。