今期ヒロイン本命は完全無欠の聖女アリスか、と思っていたらツンデレ枯れ専な妹ヴィオラという対抗が現れ、ここで決着かと思いきや、純でお馬鹿でワイルドな魔女ハーフ、カフという大穴が登場。正に伏兵。
8話9話はヒロインズの魅力+受け止める男たちの器の大きさが垣間見られた素敵なエピでした…が、アリスとヴィオラはちょっと忘れて、今回はカフ一点買いで。
「死神坊ちゃんと黒メイド/第8話・白い雪、黒い服|第9話・坊ちゃんとアリスと聖夜の誓い」(2021年8月22日・29日BS11放送/山川吉樹演出)
カフは人間と魔女のハーフ。どちらの世界にも属さない故、どちらの世界からも迫害されてきましたが挫けず折れずめげず凹まず。
ただあまり賢くはない(本人も自覚している)ため、物事の判断は相方(幼なじみ)のザインに任せています。
ザインは鳥のような頭をした魔法使い。誰よりもカフの事を想っていますが、生まれながらの女好き。綺麗なお姉さんは初対面からまず口説く。
カフは焼きもち焼きなので、即座に火炎攻撃。ここまでが1セット。
まあ、ラムの電撃みたいなものですね。
ザインもこっ恥ずかしいから面と向かっては何も言わず、カフの扱いも雑。
ただ、カフを侮辱する者は許さない。
『まったくお前も何考えてやがんだ。
カフには人間の血が流れてるんだぜ』
『カフはれっきとした魔女だ。カフに謝れ』
第6話「坊ちゃんとアリスと魔界の一夜」より。
本人には言えませんが他人にはカフの良さを照れもせず語るザイン。
『あいつは何にもできないからなあ。取柄は可愛いトコだけだ。それと嘘をつけない所と慈しみの心がちゃんとある所、あと何かエロいとこ』
『本人に言ってあげて』
『それは無理だ』
でも今日はクリスマス。ちょっとくらい褒めてやっても…。
『綺麗だな…カフ』
しかしカフは鼻提灯。立ち寝!? 折角褒めてやったのに。そのまま抱えてソファにポイ(ちゃんと上着は掛けてやるあたり優しいなぁザイン)。
勿論、起きてましたし聞いていました。告白中、眠ったふりは淑女の嗜みです。
※写真右下は主人公の自分に対する「想い」を寝たふりで聞き流す可児那由多(「妹さえいればいい」)。
クリスマスと言えばサンタ。カフは魔女なのにサンタの存在疑わず。
坊ちゃんの弟ウォルター(次男という”長男のスペア”ポジに尋常じゃないコンプレックスを抱き、「2」に関連する言葉を聞いただけで痙攣発作を起こす顔だけ100点の残念無双)のサンタコスプレを見て「本物」と勘違いして大興奮。
「ぞい!」のポーズでサンタの存在を力強くアピール。
カフとザイン、アリスと坊ちゃん。惚れ抜く女と受け止めて決して裏切らない男というのは観ていて清々しいものです。
おまけ【そのリボンは「例の紐」?】
カフってよく見ると「全身リボン」なんですね。クリスマスの飾りつけ中にザインが『この艶々のリボンがうっかりアリスちゃんに飾られたら…とってもエロ可愛いと思わないか』とか言っていたので、多分にザインの好みなのでしょう(この発言の直後、カフの火炎攻撃を喰らっておりましたが)。
ちょっとヘスティア様の「例の紐」を思わせます(ここいら辺がザインの言う『ちょっとエロいトコ』なんでしょう)。
アリスとヴィオラとカフ。この3人が楽しそうなら、あとはもうどうでもいいや。
メリークリスマス!
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★本日9月1日は「ねんどの日」
9月1日→901→クレイ(CLAY=粘土)という高度な駄洒落。
粘土と言えば…。
★本日のTV放送【13:00~BSプレミアム/プレミアムシネマ】