第1話が無事オンエア…したと思ったら2話以降（配信は1話から）は2022年1月に延期。
理由は「表現の精査のため」。
表現の精査…一体何がマズかったと言うのか。
「終末のハーレム／第1話・女たちの世界」
（2021年10月8日深夜BSフジ放送／信田ユウ監督）
2040年、現代医学では治療不能な難病「細胞硬化症」に罹患した医学生・水原怜人（みずはられいと）はAIが特効薬を開発するまでの5年間、コールドスリープに。
5年後、目覚めた怜人を待っていたのは《男のいなくなった》世界でした。
看護師も女医も貴重な「男」に羨望のまなざし。
怜人の担当官と称する周防美来（すおうみら）によると、
4年前、MKウイルス（Male-Killer-Virus 男殺しウイルス）が世界中に蔓延。
その名の通り、男だけに伝染し、感染すれば3日で死亡。空気感染して瞬く間に地球レベルのパンデミックに。
特効薬は未だ開発されず、男性の99.9%は死滅。
人工は半減。生産管理のシステムは崩壊し、どの国も難民キャンプ状態。
唯一の希望は、細胞硬化症の治療の過程でMKウイルスの抗体を手に入れたコールドスリープ中の男性5名。
女性50億人に対して男性5名。
労働から解放され何もかもAIがやってくれていた2040年から僅か5年で一変した世界。戸惑う怜人の前に跪く美来。
『どうか人類を救うために、この世界に残された女性たちと子作りして頂きたいのです』
生殖行為が大罪（子作り＝処刑）となった「赤ちゃんよ永遠に」や、人類が生殖能力を喪失（妊娠＝奇跡）した「トゥモロー・ワールド」など、近未来デストピアのスパイスとして欠かせぬアイテムとなった「妊娠」。
本作が前2作と異なるのは、繁殖が（人類存続の美名の元）極めて農耕民族的な「作業」になっている点でしょうか。
『俺は種馬じゃない。人を家畜みたいに言うな！』
第1話を見る限り問題がありそうなのは設定の方（男女が逆だったらどんな騒ぎになっていた事か…）で、絵柄そのものはおとなしい方だと思いましたが、恐らくこの設定の元に今後「絶対怒られそうな」描写が連発される予定なのでしょう。
信田監督によれば、放送延期は「途中放送中止が一番痛手なので全話放送するための判断」なんだそうです。
1月かぁ…長いなぁ。
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