デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【数珠より効くぞハゲマッチョ】見える子ちゃん ♯3【そして追悼:飯島敏宏】

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護身に必要なのは数珠かお札か聖水か。

宇宙パワーの凄い石とかも有効な気がしますが、まずは数珠から試してみましょう。

「見える子ちゃん/第三話・まだ見える」
(2021年10月17日深夜TOKYO MX放送/北村充基演出)

 

相変わらず見えまくっている四谷みこ。

バスに乗ればJK×キングギドラ(いや、八岐大蛇か)のような群体ろくろ首がこんにちは。

今日こそ数珠買う。絶対買う。ショッピングのお相手は百合川ハナ。

待ち合わせの「ス茶葉」(←適当にも程がある)に着いたら、化け物女に憑りつかれているイケメン男子が。

うっかり目が合ったら「ちょっかい出された」と勘違いした女が「何あたしの男に色目使ってるのよ」とばかりにガンつけアヤつけ言いがかり。

咄嗟にみこはハゲマッチョプロレスラー、アナコンダ穴熊の動画を睨んで「かっこいいなぁ(私の好みはハゲマッチョ。あんたの男になんか興味はないわアピール)」。

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窮地から 救ってくれたぞ ハゲマッチョ


その後、ハナと合流して数珠購入。買いに行った先がドンキってのがもう駄目ダメですが、このドンキ数珠が何と有効。

裏道に屯(たむろ)する化け物たちがモーゼの十戒の如く右に左に。

行ける!と思ったのも束の間、親玉的化け物の前まで来たら、瞬時に数珠木っ端微塵。

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買い直しのために立ち寄ったのは「開運・お祓い ゴッドマザー」。

ゴッドマザー。かつては有能な霊能者だったようですが、今や勘違い有閑マダムに偽物開運数珠を売りつけて糊口をしのいでいる詐欺師婆さん。

ガキは金にならん、と安物の数珠を売りつけようとしますが、みこが試着した途端、弾けて砕けて(路地裏の強い化け物がちゃっかり憑いてきている)。

こいつ、只者じゃねぇと悟ったゴッドマザーは金庫から自身の全盛期の霊力を凝縮して封じ込めた“とっておき”の数珠を。

チンケな詐欺師は今日で終わり、ゴッドマザーの復活だ!とぶちあげましたが、これも装着と同時に爆発四散。

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相手がアクセラレータだったら「あ?ああ、そうか、今のがオマエの『とっておき』だったんだっけ?わりいわりい、あまりに普通で拍子抜けしちまったわ」とか言われてしまいそう。

この「事件」を契機にゴッドマザーは霊能者を引退、店を畳んで息子の元に帰りましたが、まだまだ出番はありそうです。

おまけ

1話2話に比べるとマニアックなカットは激減。かろうじてみこの私服ミニスカートが拝める程度(これはこれで尊いですが…)。

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そしてみこは緊張するとスカートの裾を握りしめる癖があるようです(右画像は第一話から)。

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せめて来週はミニスカマニアの意地を見せてほしいものです。

 

★ご参考

「数珠」で思い出す映画と言えば…

 

 

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追悼:飯島敏宏

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脚本家・演出家の飯島敏宏氏がお亡くなりになりました。

10月17日。誤嚥性肺炎。横浜市内の病院にて。89歳。

数々のドラマを手掛けておりますが、私ら世代にとってはやはり円谷作品の方。

地味ながらも味わい深いこの2本を。