『は? 美を讃えろだと? そもそも俺は女に興味がないし、橘すら見慣れてきた今、お前に見とれることなどない。出直してこい』
エルフの聖域である森の守り神をワンパンで屠り、皮を剥ぎ、不可抗力とは言え森を焼き払い、クレームをつけてきた(まごう事無き被害者である)エルフの頭目を上から目線で罵倒する。
無敵です。神宮寺司。
「異世界美少女受肉おじさんと/第3話・ファ美肉おじさんと怒りのエルフ」(2022年1月25日深夜テレビ東京放送/西田健一演出)
盗賊を殲滅して彼らが略奪した財宝を再略奪し(わらしべ長者と言うよりは食物連鎖だな)、路銀の確保も済ませた橘&神宮寺。
ラブコメの定番「脱衣所ばったりイベント」もこなして、さあ出発、という所で森を焼かれたエルフの頭目がお供を連れて事情聴取…をしようとしたら森の守り神が綺麗に皮剥ぎご開陳。
そら怒るよね。
土下座して赦しを乞い、我が美貌を讃えよ、と要求するエルフの頭目を鼻であしらった挙句、投石1発でエルフの命とも言われる髪を撃ち落とした神宮寺。
『相手は女の子だぞ。もうちょっとほかにやり方はなかったのかよ』
『お前に危害を加える奴に容赦する気はない。だが只の投石がまさかここまで威力が出るとは…』
『一歩間違えたらグロ画像だぞ、お前』
話が更にこじれる前に村を離れた二人。移動手段は当然徒歩。疲れを癒すのは温かい食事。タンパク源は森の守り神の肉…正にジビエ(剥いだ皮は町で金に換える気満々だし、人でなしの佃煮)。
橘秘蔵のドライビールで乾杯…したら橘の肉体がアルコールに弱くへべれけ。
酒で気が大きくなった橘は(女神の加護で)服を脱ぎ棄て自由を叫びつつ遁走。
神宮寺が後を追うと、橘逆さ吊りで謎の食虫植物に捕食寸前。
逆さ吊り橘の下着姿に神宮寺が固まるシーンですが、ここで原作では女性用だった下着を何故かボクサーパンツに変更するという暴挙。
いやいやいや、ここでボクサーパンツはないだろう。
脱衣所ばったりイベントの時は一瞬とは言えヒモパン写したじゃん。いつボクサーパンツに履き替えたんだよ。
捕食寸前、神宮寺に救出された橘ですが、酔いが回ってリバース&レインボー。
異世界で吐いて虹と言えば、アクアですよねえ…。
特選「リバース&レインボー」
『酔い方はきっちり年相応だな…』
街への道は遠い…。
★ついでなので「ゲロイン選手権」を再掲しておきます。
★本日1月27日は人間山脈アンドレ・ザ・ジャイアント(1946~1993)の命日。
危険なのにお茶目。彼をボディスラムで投げた(投げさせてくれた)者は永遠にその名を刻まれると言う。