ノリと勢いとインチキ小道具で心霊問題を解決する≪完全なる人生の負け犬Youtuber≫ジャック、フレッド、カロリーナ+1名(グール・バスターズ)。
ネタもショボけりゃ演技も酷い。アクセスダダ下がりで収入ゼロ、家賃滞納。
そんな彼らに仕事の依頼。奇特な発注者はニュートン高校。
聞けば生徒がトイレでブラッディ・メアリーを召喚して倒れ、現在も昏睡状態。他の生徒がビビって授業にならないのでテキトーに退治した事にして皆を安心させて欲しい。
提示された報酬は1,500レアル。4,000を主張して一旦は決裂しますがあれこれあって契約成立。
因みに1レアルは21円前後なので1,500レアルだと約31,500円。ひとり1万500円。高いか安いかは各自のご判断で。
通貨からも分かるように舞台はブラジル。
実にブラジルらしい台詞(笑)。
それでは、除霊スタート。
「ゴースト・キラーズ-血塗られた少女の謎-」(2018年/ファブリシオ・ビター監督)
原題は「Exterminadores do Além Contra a Loira do Banheiro」。Deepl先生に訳してもらったら「エクスタミネータービヨンド対トイレの金髪ちゃん」と出ました。
英題は「Ghost Killers vs. Bloody Mary」。
ブラッディ・メアリーと言うのは、アメリカに伝わる都市伝説。真夜中に鏡の前に立って3回名前を呼ぶと現れる血まみれ衣装の女性の霊。
「キャンディマン」の元ネタですね。
ニュートン高校の召喚儀式は、トイレでノック3回、水洗3回、そして本名(カタリーナ)を3回。
知ってか知らずか「トイレの花子さん」と被る設定です。
「ゴーストバスターズ」をベースに古今東西のホラーネタを血糊と爆発と下品ネタで包んだドタバタ心霊アクション。
主役はYoutuberですがPOVではなく、ちゃんとした「映画」の作りになっています。
くだらない上に品が無いので、観る人を選びますが、金髪少女の引き起こす心霊現象が無駄に派手なのが良い感じ。
手近な人間に憑依(「ヒドゥン」だ!)して自爆(「スキャナーズ」だ!)したり、後はまぁ「エクソシスト」だったり「サンゲリア」だったり(色々探してみてください)。
おっとこいつは「マニトウ」(右)だ。
憑依するのはホルマリン漬けの胎児でもOK。実にバチ当たりな攻防でした。
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追悼:アイヴァン・ライトマン
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アイヴァン・ライトマン監督がお亡くなりになりました。
現地時間で12日、眠っている間に。没年75歳。
自身の代表作の続編を息子が監督するというこれ以上ない花道。ちっと若いですが大往生でしょう。
「ゴースト・バスターズ」始め「ジュニア」「ツインズ」「キンダガートン・コップ」「パラダイス・アーミー」(以上監督)、「アニマル・ハウス」「刑事ジョー/ママにお手あげ」(以上製作)などコメディ作家のイメージが強いですが、若い時はクローネンバーグ作品の製作・音楽も担当しておりました。
アイヴァン・ライトマン製作・音楽のクローネンバーグ作品がこちら。
★本日2月15日は歌手・友川かずき(1950~。2004年に友川カズキに改名)の誕生日(おめでとうございます!)
「友川かずきって誰じゃい!?」という方は取り急ぎこれを。
★本日のTV放送❶【13:00~BSプレミアム/プレミアムシネマ】
★本日のTV放送❷【19:00~BS12】