『すいません…カップルの西片です!』
『カップル?』
《しまったぁ~!予約した西片ですって言おうと思ったのにぃ~!》
うん、それは恥ずかしいな、西片。
「からかい上手の高木さん3/第9話・クリスマス」(2022年3月4日深夜TBS放送/今村洋輝演出)
アニメ「100%片思い」劇場版のカップル特典ゲットのためにカップルとして映画館に行くことになった西片と高木さん。
交通手段は四国フェリー。船名は「第七しょうどしま丸」。
OPでばっちりエンジェルロードとか写っていますが、本作の舞台がここまではっきり明示されたのは今回が初めてなのではないでしょうか。
小豆島に映画館はないんですね…。
※調べたらひとつだけありました。「二十四の瞳映画村松竹座」。ただ、ここはただひたすら「二十四の瞳」だけを上映し続ける特殊映画館。間違っても新作ラブコメアニメは掛かりません。
待ち合わせに遅刻(勿論理由がある)の西片に不安を隠せない高木さんでしたが、西片を見つけた瞬間…。
クリスマスに、フェリーで、都会の映画館に…これをデートと呼ばずして何と言う、え、西片よ。
無事、カップル特典(小洒落たフィギュア)ゲット、内容も満足(西片号泣)して、アフターは倉敷美観地区散策(いやだからこれをデートと呼ば以下略)。
「100%片思い」の台詞を引用しながら西片を揺さぶる高木さん。
『あ、でもね、かわいいと思ってほしくてってのは本音だよ』
それは「100%片思い」には無い台詞。
この瞬間、クリスマスツリー点灯。そして雪。
これ絶対、天使とかサンタとかが裏でキュー出ししてるだろ。
ここで西片から高木さんに今日のお礼にプレゼント。中身は手袋。
『いつも、手、冷たそうだったから』
いつもの突発的クリティカルじゃないれっきとした「仕込み」。しかも、普段からちゃんとあなたの事を見ていますアピ付き。高木限定落としのスキル発動です。
お返しに高木さんも。それは図書室で編んでいたマフラー。
『メリークリスマス』(この優しさと嬉しさに満ちた言い方よ)
高木さんを送り届けた帰り道。歩くスピードが次第に早まり駆け出していく西片の描写に何故だかグッときてしまいました。
そして互いの気持ちをしたためたクリスマスカード。見上げる同じ空。雪。
ホント3期は毎週最終回です。
残すところあと3回。その後に劇場版が控えておりますが、どう〆るんでしょう。
おまけ
「100%片思い」のヒロイン、キュン子の決め台詞『キューン!』の英訳は『Squee!』でした。キューン!の度合いが激しい時は『Squeeeeeeee!』になります。
※なんて実用性の無い情報なんだ(満足である)。
★本日3月7日はスタンリー・キューブリック監督(1928~1999)の命日。
昨年はお線香代わりに「シャイニング」をご紹介しましたが、今年は下手に語ると馬脚を露わす事になる神と進化の物語を。