『いとあはれ…全くもってあはれだわ』
『先生、大丈夫ですか?』
『ごめんなさい。すぐ落ち着くから。少し心臓に「あはれ」を受けただけ…』
心臓に「あはれ」を受ける!?
妄想の中に生きているのは古見さんのクラスの男子生徒だけではなかったようです。
「阿波連さんははかれない/第4話・ハマりすぎじゃね?」(2022年4月22日深夜TBS放送/雄谷将仁演出)
今回は阿波連さんとライドウのラップバトル、EDでも大活躍なハンドスピナー、あっくん&ふたばという小学生キャラの参戦など見どころ多数でしたが、やはり注目は恋愛脳古文教師・桃原(とうばる)先生の登場でしょう。
恋愛系古典作品が好きすぎるせいで、男女ペアを見ただけで即座に妄想フルスロットル。
一見、イチャついているようにしか見えない阿波連さんとライドウを嗜めようとしたものの、二人の関係性を(勝手に)慮(おもんばか)り、妄想補完して理解・納得。
『なんていい子たちなの。いとあはれが過ぎるわ』
独特の形容詞「あはれ」「をかし」を多用して二人を愛で、遂には感極まって鼻血。
以前「ゆるゆり」第1期のご紹介をした時に、恐らくは日本にしか存在しない独自の文化「鼻血」について考察いたしましたが、その後も鼻血キャラは増え続け、ここにまた新たな1ページを刻む猛者が。
★鼻血考察記事はこちら。
終盤、公園で小学生相手にあれこれ気を遣って憔悴MAXの阿波連さん。
自力での帰宅は無理と判断した阿波連さんが指を鳴らすと茂みから1匹の大型犬が。
そのままライドオンして去っていくシュールな絵面。
犬にまたがるヒロインと言えば「あずまんが大王」のちよ(と忠吉さん)、アホガールのよしこ(と犬)。
左:ちよ&忠吉さん 右:よしこ&犬
そう言えば、阿波連さんの犬はヌイと呼ばれてましたが、あれはイヌをひっくり返しただけ?
って事は、阿波連さんとよしこの思考回路は似ている?
★犬に跨って峠を攻めるよしこさんはこちら。
★あずまんが大王もどうぞ。
★本日4月25日はグラフィック・デザイナー、ソール・バス(1920~1996)の命日。
「栄光への脱出」「サイコ」などのタイトルデザインや企業CI、ロゴ(日本だと味の素、紀文食品など)が有名ですが、監督作もすんごいです。