『それなら仕方ない。負けるわけにはいかなくなった。俺の全てをぶつけるよ』
何故か、阿波連さん見守り頻度が低くなった大城さん。
ロッカーの中にも床下にも天井裏にも屋上にもその姿はなく…てっきり阿波連さんのキャンプ告白を目撃して「もう(ライドウがいるから)見守る必要はない」と判断したのかと思いきや、大城さんからライドウに届けられたのは「果たし状」。
今、殺りにいきます、な全身殺意で現れた大城さんの決闘種目は「リバーシ」。
今明かされるあの夜の真相(んな大げさなもんじゃないか)。
「阿波連さんははかれない/第十二話・果たし合いじゃね?」(2022年6月17日TBS放送/村田尚樹、牧野友映演出)
大城さん激おこの原因は「ライドウくんと付き合っているんだよね?」という質問を阿波連さんが否定した事。
つまり、大城さんの脳内では、阿波連さんが告白→ライドウがこれを拒否→にもかかわらず、これまでと変わらない距離感で接している→何と残酷な!許さん!天誅!というストーリーに。
『ライドウくんにその気がないなら、れいなちゃんと距離をおいてください』
果たし合いの趣旨は分かった。
『それなら仕方ない。負けるわけにはいかなくなった。俺の全てをぶつけるよ』
前半あっという間に四隅を取られ、追い込まれたライドウですが、一気に形勢逆転。
『何故です!? その気がないんなら負けたっていいじゃないですか!?』
あの夜の真相、それは阿波連さんが告白しようとしたものの土壇場でビビって果たせず。代わりに告白したのがライドウ。
『俺は…阿波連さんが好きだ!』
よく言ったライドウ。
その言葉に反応できず、咄嗟にキスをしたものの、驚いたライドウの表情に「また人との距離を測り間違えたかもしれない」と思って逃げ帰ってしまった…。
それが真相。気がつけばリバーシの盤面はライドウの駒がハート型に埋まって勝利。
後から駆け付けて来た阿波連さんも改めて返事を。
『私もライドウくんが好き』
大団円。いやあ、こんな光景、桃原先生が見たら毛穴から全身出血して失血死しちゃうぞ、と思ったら見ていました。
名付けて「あはれ大噴火」。
桜を見上げて寄り添う二人の後ろ姿には「なんてあはれジェニックなの!」
1年次が終わってもうすぐ2年。新しいクラスに馴染めるのか、友達ができるのか、に悩む阿波連さん。
大丈夫、その友達候補がEDでちゃんと映って…ってこれ2期のフラグだと思っていいんですよね。
おまけ
ライドウが考える「倦怠期」のイメージ(文字は後乗せ)。
ジャン=ルイ・トランティニャンがお亡くなりになりました。6月17日。フランス南部の自宅にて。91歳。
お気に入りの作品をひとつふたつみっつ。
★本日6月20日はジョン・グッドマン(1952~)の誕生日(おめでとうございます!)
昨年は「マチネー/土曜の午後はキッスで始まる」(1993~)をご紹介しましたが、今年は比較的最近のこの2本を。