デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

危うく浄化される所だった…。 組長娘と世話係 #1

『霧島…参観日嬉しかった…ありがと』

あ、危ねえ…。癒される通り越して浄化されてしまう所だった。


「組長娘と世話係/第1話・組長娘と世話係」202277TOKYO MX放送/松下周平演出

桜樹組若頭・霧島 透(きりしま とおる)28歳。

通称「桜樹の悪魔」。


今日のお仕事は、シマ荒らした奴らと肉体言語による話し合い。

解決手段が後先考えない膝・踵・拳な霧島を憂えた組長・桜樹 一彦(さくらぎ かずひこ)は霧島に特別任務を。

それは愛娘・桜樹 八重花(さくらぎ やえか)7歳のお世話係。


『自由過ぎるてめえに足りねえのは責任感だ。これからは常に八重花の事を考え、全ての行動に責任を持て。断ったら殺す』

悪魔と幼女。事案以外の何物でもない絵面で御世話スタート。

髪1つ梳かせない、結ぶとか至難。殴る以外に使った事のない手は思いの外、不器用で。

登校直前、八重花が隠した1枚のプリント。それは「授業参観のご案内」。日時は今日の午後。

来てほしくない訳じゃない。霧島に隠したのは、

『お嬢の中で俺が知らない人だからじゃないですか。参観日ってのは香菜美さんや組長、お嬢にとっての家族が行くもんでしょ。でもその家族が来られない。何となく察して言わなかった

我慢を覚えなくていい、と父(組長)から言われてはいるものの、やはり察して汲んで飲み込んで…。

帰って来たお嬢をどう元気づけるか悩む霧島に叔母(組長妹)香菜美さんが無言の圧力。

『え? ええぇ!』

参観の授業は図工。好きな植物の絵を。八重花が描いたのは桜の樹。

回りでは他の子が父・母に見守られ楽しそうに…。

『上手ですねえ…桜の樹ですか?』

『…霧…島?』

『組長の背中にある花だ。俺も好きですよ』


霧島くん、ちゃんと髪整えて、こざっぱりした服に着替えて、眼鏡もフチなしに代えてイケメンパパに(
香菜美さんコーディネイトだと思いますが)。

『私のお父さんはもっとカッコいいから』とか言いつつ、まんざらでもなさそうな八重花。

夜。描いた絵を組長に渡すか(喜んでもらえるかと)逡巡している八重花に『喜んで欲しいと思う気持ちは必ず伝わる』と背中を押してやる霧島。

まだお互い知らない事ばかり。でも知らない事はこれから知って行けばいい。

荒んだ心が洗われる見るクスリでした。

おまけ

じっとり八重花とむすっと八重花とご機嫌八重花。天使ですね。

 

 

 

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★本日710日は前田敦子(1991~)の誕生日(おめでとうございます!)。

特に追いかけているわけではありませんが、たまに見かけると「いい役者さんだよなぁ」とか思ったりします。

という訳で前田敦子3連発をどうぞ。

 

★そうそう、本日は「ウルトラマンの日」でもありました。