『霧島…参観日嬉しかった…ありがと』
あ、危ねえ…。癒される通り越して浄化されてしまう所だった。
「組長娘と世話係/第1話・組長娘と世話係」(2022年7月7日TOKYO MX放送/松下周平演出)
桜樹組若頭・霧島 透(きりしま とおる)28歳。
通称「桜樹の悪魔」。
今日のお仕事は、シマ荒らした奴らと肉体言語による話し合い。
解決手段が後先考えない膝・踵・拳な霧島を憂えた組長・桜樹 一彦(さくらぎ かずひこ)は霧島に特別任務を。
それは愛娘・桜樹 八重花(さくらぎ やえか)7歳のお世話係。
『自由過ぎるてめえに足りねえのは責任感だ。これからは常に八重花の事を考え、全ての行動に責任を持て。断ったら殺す』
悪魔と幼女。事案以外の何物でもない絵面で御世話スタート。
髪1つ梳かせない、結ぶとか至難。殴る以外に使った事のない手は思いの外、不器用で。
登校直前、八重花が隠した1枚のプリント。それは「授業参観のご案内」。日時は今日の午後。
来てほしくない訳じゃない。霧島に隠したのは、
『お嬢の中で俺が知らない人だからじゃないですか。参観日ってのは香菜美さんや組長、お嬢にとっての家族が行くもんでしょ。でもその家族が来られない。何となく察して言わなかった』
我慢を覚えなくていい、と父(組長)から言われてはいるものの、やはり察して汲んで飲み込んで…。
帰って来たお嬢をどう元気づけるか悩む霧島に叔母(組長妹)香菜美さんが無言の圧力。
『え? ええぇ!』
参観の授業は図工。好きな植物の絵を。八重花が描いたのは桜の樹。
回りでは他の子が父・母に見守られ楽しそうに…。
『上手ですねえ…桜の樹ですか?』
『…霧…島?』
『組長の背中にある花だ。俺も好きですよ』
霧島くん、ちゃんと髪整えて、こざっぱりした服に着替えて、眼鏡もフチなしに代えてイケメンパパに(香菜美さんコーディネイトだと思いますが)。
『私のお父さんはもっとカッコいいから』とか言いつつ、まんざらでもなさそうな八重花。
夜。描いた絵を組長に渡すか(喜んでもらえるかと)逡巡している八重花に『喜んで欲しいと思う気持ちは必ず伝わる』と背中を押してやる霧島。
まだお互い知らない事ばかり。でも知らない事はこれから知って行けばいい。
荒んだ心が洗われる見るクスリでした。
おまけ
じっとり八重花とむすっと八重花とご機嫌八重花。天使ですね。
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★本日7月10日は前田敦子(1991~)の誕生日(おめでとうございます!)。
特に追いかけているわけではありませんが、たまに見かけると「いい役者さんだよなぁ」とか思ったりします。
という訳で前田敦子3連発をどうぞ。
★そうそう、本日は「ウルトラマンの日」でもありました。