デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【せーの!で突っ込みますよ】ウルトラセブン/サイボーグ作戦【55周年関連商品も続々】

「シン・ウルトラマン」の次は「セブン」だ!と言う事でしょうか、「ウルトラセブン」関連商品が次々発売・発表されています(2022年は『ウルトラセブン』放映55周年)。

まずは既発品から。

アイスラッガーペーパーナイフ マグネットタイプ 鏡面メッキ」

あの「アイスラッガー」がペーパーナイフになりました(流石に「刃」をつけるのは危険すぎる)。

頭頂部がマグネットになっているので、冷蔵庫とかにメモを留めたりもできます。

ULTRAMAN」のこの👇シーンも再現可能。

この↗商材写真撮った人はセンスあると思います。


税込3,300円で発売中(発売元:ベネリック)。

続いて子供時代に憧れたウルトラ警備隊の腕時計型通信機ビデオシーバー…を模した腕時計「ビデオシーバー デジタルウォッチ」(発売元:ベネリック


総務省平成27年版「情報通信白書」の「ICTの進化を振り返る」という項目の中で「フィクションで描かれたICT 社会の未来像」のひとつとして写真付きで紹介されている有名小道具です。

税込み24,200円で2023年2月発売予定。

そして遂にデアゴスティーニ「ウルトラホーク1号(TDF UH-001)」に着手。


全長約90cm(1/48Scale)、飛行音、ミサイル発射音、発進時のエンジン音搭載。台座からは「ウルトラセブンの歌」「ウルトラ警備隊の歌」が再生。

勿論、分離・合体が可能。光って鳴って分離して(ポインターまで付いて来る!)。

8月16日創刊。

フィギュアも出ます。ちょっと意表を衝いたセレクトは第27話登場のボーグ星人(タイトル写真参照)。

全高約30cm。戦闘で付いた土埃やスーツの劣化具合も再現したハイグレードVer.。

税込17,600円でCCP(キャラクターコンテンツプロダクション)から2022年10月発売予定。

折角なので第27話「サイボーグ作戦」を観直したのですが、全編突っ込み所の嵐(笑)。

たまらず特別突っ込みレビュー。

ウルトラセブン/第27話・サイボーグ作戦」(1968年4月7日放送/鈴木俊継監督)

ソガ隊員の後輩・野川がウルトラ警備隊基地に通信隊員として配属される事に。婚約者を連れて基地に挨拶に出向く途中で、朝日沼の中に潜んでいたボーグ星人の円盤に吸い寄せられ車ごと拉致られてしまいます。

婚約者は途中で投げ出されたのか、沼の傍で気絶している所をハイカーに発見され…。

普通、この状況なら警察か消防に連絡を入れると思うのですが、何故か電話はウルトラ警備隊に。

待て待て、一般人がウルトラ警備隊本部の直通番号を知っているのか?警察経由だったとして警察も消防も出動しないで警備隊丸投げ?

ただ女性が倒れているという連絡だけで、ダンとソガが現場に急行(ヒマなのかウルトラ警備隊)

ボーグ星人に拉致られた野川は改造&洗脳され、ウルトラ警備隊基地爆破の密命を帯びて基地へ。

野川の雰囲気があからさまに怪しかったので、ダンが後をつけたら基地内作業員がバタバタ倒れているのを発見。

警備隊総出で野川を探したら基地のあちこちに爆弾設置の真っ最中。

全員で取り押さえればいいのに何故かダンだけが止めに入り、野川と格闘の挙句、首絞められて気絶。

いやあ、いくら相手が半サイボーグ化しているとは言え、君ウルトラセブンだろ。ってか隊員全員眺めてないで助けろよ(結局、ソガがショックガンで気絶させる)。

捉えた野川を全身レントゲン撮影したら「半分サイボーグ」で「脳内に埋め込まれたチップで操られている」事が判明。


『もう元には戻らないんですか?』

なんとかなるでしょう。アンヌ隊員、手術の用意を』

嘘ぉ。相手はサイボーグたぞ。脳内チップだぞ。優秀だな誰だか知らないけどメディカルセンターのお医者さん。

一方,隊員たちは野川があちこちに仕掛けた小型爆弾(時限装置が組み込まれていて午前6時に爆発する)を探索。ひとつを除いて全て回収しましたが、君ら時限装置解除してないだろ。一か所に集めただけだから午前6時になったら基地全滅だぞ。

野川のうわ言から、ボーグ星人が朝日沼に潜伏していると看過したキリヤマ隊長はウルトラホーク1号で熱ミサイル投下。池の水全部抜くどころの話じゃありません。沼の水全部蒸発。前日ハイカーとか歩いてたじゃん。イカーも蒸発してるぞ。

爆弾の最後の1個はダンのブーツに付着していましたが、セブンに変身しても脚に着いたまま。

体当たりかわされたセブンは崖転げ落ちてわぁピンチ…って君、空飛べるだろ。何崖にしがみついて悶えてんのよ。


最後は必殺のアイスラッガーで首ちょんぱ。


ボーグ星人って甲冑星人という肩書とサイボーグ作戦というサブタイから甲冑=防具とcyborgのダブルミーニングって事になっていますが、以前、女性誌『ヴォーグ(VOGUE)』から取ったと言う話も聞いたことが(出典不明ですが、同じ話を聞いたと言う人がネット上にいるので真偽はさておきそういう話があったのは確か)。

ボーグ星人(の人間体)が全員女性だったという事がこの話の信憑性を上塗りしています。

ヒューマンタイプ、しかも女性の宇宙人の首を刎ねるというのは実は結構ショッキングだよなあ。

余談ですが、今回ウルトラ警備隊のマークと地球防衛軍のロゴが入ったゴムボートが出てきたり、ボーグ星人の円盤内部が割とゴージャスだったりして、この時期は予算潤沢だったのかしらとか思ってしまいました。


多分これからも55周年記念商品が出てくると思います。楽しみに待ちましょう。

 

 

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★本日7月21日は川谷拓三(1941~1995)の誕生日。

胡椒か辛子かタバスコか。このスパイス無しに東映映画は語れません。

本日は不運を煮〆た負け組犯罪者を演じたこちらと、

晴れて1枚看板になったこちらを。

 

★本日のTV放送【18:30~|20:15~BS日テレ/木曜は!特選時代劇】

豪儀にも大魔神怒る」大魔神逆襲」を連続放送。

本日は3話セットの輸入盤とフィギュアの紹介記事を。