デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【シン・仮面ライダーの原点…かもしれない】流星課長【多分チガウ】

《通勤には2種類の人間しかいない。それは、勝って座る人間と、負けて立つ人間である。これは陰気な戦場、通勤電車で常に座り続けた伝説の中間管理職の物語である》

(オープニングナレーションby小林清志

ドアが開くと同時に始まる席取りバトルロワイアル。その流れには決して乗らず、慌てず騒がず、しかし加速装置のような素早さで隙間から隙間を縫って飛ぶ。

『あれは?』

『流れ星か?』

『いや…中間管理職だ!』


どんなラッシュでも流れ星の如く流麗な動きで必ず座る伝説の中間管理職、その名は、

「流星課長」(2002年/庵野秀明監督)

僅か13分。アナログ特撮の玉手箱。

流星課長は松尾スズキ、彼に接近する謎の女・自動ドアのマリアに小日向しえ(この後、二人とも「CUTIE HONEY キューティーハニー」に出演)。


関係無いですが、小日向さんはこの年、ココリコ田中との尼崎デートをFRIDAYにすっぱ抜かれ翌年入籍し、2017年5月に離婚しました。

原作はしりあがり寿(発表は1996年)。


課長vsマリアのアクロバティック席取り対決の行方は?(盟友・樋口真嗣が95年に手掛けたガメラ 大怪獣空中決戦」リスペクトと思えない事もないスペクタクルなシーンも)。


この作品が「CUTIE HONEY キューティーハニー」に繋がり、そして「シン・仮面ライダー」(松尾スズキ出てるし)に繋がっていくんですねぇ(しみじみ←何と勝手な自己完結)。

 

★ご参考

 

 

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★本日8月22日は菅野美穂様(1977~)の誕生日(おめでとうございます!)

最新作は豊川悦司版「仕掛人・藤枝梅安」(公開は来年)。

本日はこの2本立てで。