『はぁなるほどなるほど。名前で呼び合うのもまだやったんですねー。そらまた初々しいことで』
『ホントにね』
花の妹・柳が喫茶・亜細亜を電撃訪問。僅か10分足らずで桜井から名前呼び(柳ちゃん)ゲット。
これはこれで終わりの話かと思いきや、思いっきり続いておりました。
「宇崎ちゃんは遊びたい!ω/第8話・柳と桐も楽しみたい!」(2022年11月20日深夜TOKYO MX放送/内堀雅人演出)
カウンターでマスターから「これまでのあらすじ」を聞きつつ、コーヒーを啜る柳の後方で桜井と花が場外乱闘・痴話喧嘩(いつの間にか入口ドアには「休業」の看板が)。
『ホントにあんた、何言ってんすか!? 真一君、良く考えてから発言してくださいよ、真一君、ホントに真一君はまったく、分かってるんすか、真一君』
自分が名前呼びしたいだけの理由で真一君を連呼する宇崎でした。
『先輩の狭い交友関係の中では絶対私が一番仲いいでしょ!? なのに…』
怒りのあまり八重歯の位置が左右逆になってしまう宇崎でした。
『なのに!妹には会って10分もしないで…』
思わずポコポコ攻撃をしてしまう宇崎でした。
桜井が宇崎だけ名前呼びできない理由、それは…
『お前が、特別だからなのかな…(!)…俺、今、何言った?』
『…私の事が特別って言ったっす』
このやり取りを見て、流れるような段取りで炊きたて白ごはんをよそう亜細父娘。う~ん、今日もメシが美味い。
『ま、まあ、特別って言うんなら…そう言う事にしといてあげましょう!』
瞬間自信回復。相変わらずチョロインな宇崎でした。
自宅に戻って母・月に今日の報告をする柳。
『何かお店の人ら、花ちゃんたち見ながら白ごはん喰うてた』
『ごは…何で?』
それはね、最高のおかずが目の前にあるからですよ。
『お母さん知ってた?花ちゃん、先輩さんの事、めっちゃ好きやで』
はいはい、そうですね、と頷きつつも、月の脳裏をよぎる疑念。まさか、桜井君の底知れない情熱が、花(と私)のみならず、いつか柳にまで…(おいおい)。
『また今度、先輩さんに会いに行ってみようかな』
『だ、駄目よ柳、柳はまだ中学生なのよ!まして独りでなんて。今度からあそこに行く時は、せめてお母さんと一緒の時にしなさい!』
心配の矛先が景気よく間違っています、お母さん。
後半は花の弟・桐と桜井の接近遭遇。
テスト期間の運動不足によるストレス発散と、年寄相手のマウント取りによるドヤ顔願望充足という小物感満開な理由で父・藤生の勤めるジムにやってきた桐。
高校の部活は水泳部(成績は普通)。年寄りに目の物見せてくれる、と勢い込んでプールに来てみれば、そこには花への煩悩を断ち切るため肉体の限界に挑戦している桜井が。
追いつくどころか2度に渡って追い越される屈辱を味わった桐。これは実力じゃない、不調だっただけだ、という小物の誉れを上塗りする自己欺瞞でやりすごそうとしましたが、更衣室で桜井の下半身を目撃して戦意喪失自信崩壊自我崩落。
そんなにバズーカだったのか桜井。
一敗地に塗れ、一心不乱に猫を撫で続ける桐でした。
余談ですが「一敗地に塗れ」を、初戦敗退とか1回負けただけ(まだ挽回できる)みたいな軽い意味に捕らえている人(昔の会社の上司もそうだった)がたまにいますが、とんでもない。
「一敗、地に塗れ」は、二度と立ち上がれないほど、徹底的に打ち負かされる、の意。
「一敗」は、一度の勝負で完全に敗北すること。「地に塗れる」は、戦死した者の内臓が地面に散らばって泥にまみれるという意味です。リマッチ不能の完全敗北。
正に桐はその意味通り、一敗、地に塗れたのでした。合掌。
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★以前にもご紹介しましたが、本日11月22日は「マシュー・マコノ日」(駄目だ、あまりのくだらなさに何度見ても笑ってしまう)。
マシュー・マコノヒーの主演作である『インターステラー』の日本公開日(2014年11月22日)を記念して、配給元のワーナーエンターテイメントジャパン株式会社が制定しました。
今回は、果てしなく広がる舞台-宇宙と樹海-に挑んだマコノヒーさんを。
でもマコノヒーと言えばやっぱりこれですよねえ。