『知らない天井だ』
「だが断る!」「…と言ったな。あれは嘘だ」「奇跡は起きます。起こして見せます!」「笑えばいいと思うよ」「神輿がひとりで歩ける言うだら、歩いてみいや!」などと並ぶ《一度は言って見たい台詞》にして、恐らく最も引用頻度の高いお約束。
ありがとうございます。
「ぼっち・ざ・ろっく!/第10話・アフターダーク」(2022年12月10日深夜TOKYO MX放送/川上雄介演出)
ホームルームで涎垂らして爆睡のぼっち(垂らした涎をジャージの袖でゴシゴシする仕草がリアル)。
議題は文化祭のクラス出し物。「一致団結」というNGワードが出た瞬間、気絶した模様。
ぼっち気絶中に行われた投票により、クラスの出し物は「メイド執事喫茶」に決定。
メイド…無理!戦力外過ぎる!
冥途喫茶なら貢献できそうだけど…。
議長からついでのお知らせ。文化祭二日目の体育館ステージに出場希望の人は申込用紙を生徒会室前のBOXへ。
個人の出し物…バンド…中学ではできなかったけど妄想では「千回以上」したし、まぁいいか、と思っていたら一瞬で生徒会室前にワープ。手には「結束バンド」のステージ出場申込用紙。
い、いつの間に!? 誰がこんな紙を…ってわたし!?
その動機の不純さ(ちやほやされたい)に恥じ入って煩悩消すため床にヘドバン。そのまま気絶。
気がつけば知らない天井(保健室)。傍らには恐らく学内唯一の友人、喜多ちゃんが。
こんな時でも「キタ~ン!」のポーズになっているのがあざと可愛い。
飛んできてくれたのみならず、友人との約束をキャンセルしてまで一緒にいてくれようとする喜多ちゃんに文化祭ステージの事は伏せて平静を装うぼっち。
申込用紙は保健室のゴミ箱にそっ捨てして、ライブハウスへ。
『店長さん、おはようございます』と言いつつ、迷いなく店のゴミ箱にどっこいしょ。
『仕事してよ』
後から来た(喜多ちゃん除く)結束バンドのメンバー交えて急遽「お悩み相談会」開催。議題は文化祭ステージに立つべきかどうか。
翌日、熟考の末「やっぱり無理」との結論に達したぼっちでしたが…。
『あ、あと出しておいたからね。文化祭の個人ステージ!結束バンドで出場するのよね!? もうすっごく楽しみ!保健室のゴミ箱に間違って入っちゃてたの!危なかったね!』
喜多ちゃん、ナイス・フレンドリーファイア(喜多ちゃんはぼっちが心配で後からもう一度保健室を覗きにきています)。
衝撃で近代アート化するぼっち。
ライブハウスで緊急お悩み相談会PART2。
『てっきり出たいんだと思って…』と反省しきりな喜多ちゃんですが『一旦出したら取り消せないと(生徒会に)言われてしまって』は多分嘘。
だって、ぼっちがステージに立つことを誰よりも望んでいたのは…。
ゴミ箱から棺桶に住まいをバージョン・アップさせたぼっちを救ったのは、八景路上ライブの同志、アル中病棟一直線の泥酔ベーシスト、廣井きくり。
きくりのバンドSICK HACKのライブに招待された結束バンドの面々。
ハコは新宿の「FOLT(フォルト)」。店長は「心が乙女なおっさん」吉田銀次郎37歳。
SICK HACKの(サイケデリック・ロックな)ライブを観て「やっぱりバンドって最高にかっこいい」と再認識したぼっち。
『文化祭ライブ、良かったら来てください』
固まった決意。帰り道、ぼっちに頭をさげる喜多ちゃん。
『私、後藤さんが文化祭のステージの申込用紙捨てたって分かってたの!でも、わざと出したの…嘘ついて本当にごめんなさい!』
でもそのおかげで出場の決心がついたぼっち。だから返事は
『ありがとうございます』
(私ね、どうしても後藤さんに文化祭ライブ出て欲しかったんだ。だって、後藤さんは…)
耳を澄ませば百合の波動が。
おまけ
『クズども!返すの遅くなってごめんなさいって言え』
危うく貸し倒れになる(踏み倒される)ところだったリョウときくりへの貸付を(店長の強権発動で)無事回収したぼっち。
リョウは罰としてSICK HACKのライブ後のファミレスごはんお預け。情けをかけようとする喜多ちゃんを制した虹夏。
『喜多ちゃん、駄目なバンドマンに引っかからないで。彼氏にしちゃ駄目な3BのBってベーシスト、ベーシスト、ベーシストの事だから』
因みに正しい3Bはバーテンダー、バンドマン、美容師だそうです。
★本日12月12日はジェニファー・コネリー(1970~)の誕生日(おめでとうございます!)
一昨年は幼少期のジェニファーが堪能できる作品として「フェノミナ【インテグラルハード完全版】」をご紹介しましたが、今年は大人になったジェニファーを堪能できるこちらを。
★本日のTV放送❶【13:00~BSプレミアム/プレミアムシネマ】
★本日のTV放送❷【21:00~BSプレミアム/プレミアムシネマ】