『ひとまず、桜井君の頭、どのくらいどついたら記憶消せると思う?』
遂に出会ってしまった桜井と宇崎藤生（花父）。
時に12月24日クリスマスイブ。
宇崎家のホームパーティにお呼ばれした桜井、にこやかに出迎えた藤生さん。
ジムの会員とトレーナー。間に娘がいなければ旧知の二人ですが、一瞬で旧知が窮地に。固まる二人。先に動いたのは藤生。
『お…お前だったんかい!?』
メリークリスマス！
「宇崎ちゃんは遊びたいω／第12話・クリスマスイブも遊びたい！」（2022年12月18日深夜TOKYO MX放送／石山タカ明演出）
激しすぎるウザ絡みが災いして桜井宅「出禁」を喰らった花。
膠着状態を見かねた柳が喫茶・亜細亜に人間爆弾投下。
『先輩さん、クリスマスは私と遊びません？』
分かりやすいにも程がある当てつけ攻撃。初めて桜井を「盗られる」「しかも身内に」という危機感に囚われた花が破れかぶれの逆提案。
『うちでやればいいすよ、クリスマスイブ！』
桜井も承諾しましたが、宇崎家には信管咥えた不発弾、娘に近づく者は神でも仏でも打ち倒す勢いの宇崎藤生が…。
そしてイブ当日。弟・桐は水泳部の男連中と過ごしているので、父以外はJC（柳）、JD（花）、JJ（熟女？月）と全方位巨乳ハーレムなのですが、父の圧（殺意とも言う）が強すぎて針のムシロ。
≪今殺りに行きます≫感満開の藤生さんですが、ここでようやく自身が犯した失態に。
ジムでべらべらと喋ってしまった娘の恋模様。しかもバラした相手はその当事者。この口の軽さが娘に知られた日にゃ父好感度垂直落下式ダダ下がり。
何とかバレる前に桜井抱き込んで守秘義務契約を交わさんと…。
『ちょっと、二人だけで話そか』
ここで初めてジムで藤生が言っていた「恋する娘＝花｜花の想い人＝自分」という方程式に気づいた桜井（遅い！遅すぎるぞ真一！）。
あの話は忘れてくれ、せめて今だけでも娘に楽しい時間を、と平身低頭の藤生。そして何事もなかったかのように振る舞う桜井でしたが…。
（忘れてくれと言われても、今更聞かなかったことになんか…）
『すみません、やはり黙って楽しむには秘密が重すぎます』
本当に忘れられれば…本当に忘れるには…そうだ、酒だ！
『恥ずかしながら、以前酔いつぶれた時に記憶が何度か飛んだことがあり…』
酔いつぶれれば家に帰る理由もできる。よっしゃ、酒飲みなはれ！
≪しかし…そんなに必至になってまで忘れたいもんか？ もしかして桜井くんにとって花はほんまにただのお友達なのかな。それはそれで腹立つな≫
記憶抹消プロジェクト開始から１時間、めでたく酩酊状態となった桜井。
ここでお開きに持って行きたい藤生ですが、このステイタスの桜井は来る者拒まず、聞けば答える自動返答人形。
面白がってあれこれ質問。
『今日の料理どうでした？』
『美味かった。今日も凄く…』
月の質問（というかお礼とお願い）にも
『花さんは絡み方はウザいけど、本当にいい奴で、料理が上手くて、絡み方はウザいけど、何て言うか、いつもありがとうございます』
渾身のドヤ顔を披露する花。
人目も憚らぬ両親のベタベタが嫌で、いつの間にか女子自体が苦手になっていたと独白する桜井。
『この前、その嫌いな親父に言われたんだ。俺がちゃんとしてないと、お前に迷惑かかるって。だから最近は、お前の事、ホントにちゃんと考えなきゃ…て』
≪大好きやん！≫
ただのお友達なんかじゃない。これはもう…
≪大好きやん！≫
宇崎藤生、魂の絶叫。メリー・クリスマス！
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★本日12月21日はサミュエル・L・ジャクソン（1948～）の誕生日（おめでとうございます！）
主役にしても勿論光る方ですが、無駄遣いすればするほど存在感が増すお方でもあります。
今回は地味目な、あいや演技派な作品をひとつふたつみっつ。
