『これはお金じゃありません。ここにいる皆さんの父や母、お婆ちゃん、お爺ちゃん、兄弟、姉妹、恋人、奥さんの…目です』
交渉ごとに必用なのは切り札。
反社相手に手ぶらで臨むわけにはいきません。
沢渡アカネとサムライソードに協力し、銃の悪魔と契約したヤクザの名前を所属する組を問わず書き出せ、と組長に迫るマキマさん。
チクリはご法度。そんな事したら組同士の抗争に発展して、結果的にソ連(!)や中国マフィアの国内侵攻を許すことになる。『必要悪なんだよ、お嬢ちゃん』と小ばかにした態度を示す組長にそっとマキマが手土産披露。
それがヤクザの近親者の採れたて目玉の詰め合わせ(指より耳よりインパクト在り)。
言う事聞かないと抉る、ではありません。先に抉っておいて、言う事聞いたら治してあげる、です。
脅しの順番が滅茶苦茶で好感度うなぎ登り。ヴィトー・コルレオーネが言う「断れない条件」って奴です。
ふざけんな!とイキるチンピラをマキマが一瞥。眼光一閃鼻血ブー。
これはあれですね、「フューリー」。
世の中には逆らってはいけない人がいます。
「チェンソーマン/第11話・作戦開始」(2022年12月20日テレビ東京放送/中園真登、佐藤威演出)
狐の悪魔に見限られたアキが新たに契約を結ぼうとしているのは未来の悪魔。
現れた途端「未来最高!」を連呼。あーお前、OPで踊ってる奴か。軽いなー。
契約条件は相手の未来を覗いてから。他の人は寿命の半分とか視覚・味覚・嗅覚とか法外な代償を。何を取られるのかと思ったら…
『契約はこうだ。お前の右目に俺を住ませろ』
破格です。ほとんどロハと言っていい好条件。
『なぜならお前は未来で最悪な死に方をする』
その最悪の死に様の鑑賞が契約の対価。正に悪魔。
一方、岸辺の元で特訓に励むデンジとパワーは今日もボコボコ。
それでも上達はしているようで、岸辺からは及第点を。あとは実戦。
再編成された4課で沢渡&サムライソード(と捨て駒ヤクザ)のアジトに突入する。
制圧できれば良し、できなければ4課は解散、デンジとパワーは廃棄処分。
作戦前夜。マキマを呼び出した岸辺。今回の特異課襲撃事件、公安は知っていて見逃したんじゃないかという疑念をぶつけるために。
勿論、マキマはすっとぼけ。
『お前がどんな非道を尽くそうと、俺の飼い犬を殺そうと、人間様の味方でいるうちは見逃してやるよ』
『私は悪魔から一人でも多く人を救いたいだけです』
『…嘘つき』
で突入当日。
『作戦は?』
『作戦はない。特異課全員を、ビルにぶち込む』
力業の掃討戦。投入するのは、サメの魔人、暴力の魔人、クモの悪魔に天使の悪魔。
そしてデンジ&パワー&早川&コベニ(今唐突に♪ほうら早川コベニ、見に見に見に来てね、というメロディが脳内再生されました。特に意味はありません)。
早川が沢渡と会敵しましたが、沢渡は姫野から奪ったゴーストの悪魔を召喚・使役。
未来の悪魔と契約したのに良い所なく窮地におちいったところでto be continued.なのですが、相変わらず引きが弱いなあ…。
★ご参考
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★本日12月21日はヴァネッサ・パラディ(1972~)の誕生日(おめでとうございます!)
音楽活動の傍ら、俳優活動も積極的。本日は奇妙な味わいのこちらを。
★本日のTV放送【20:00~BS12】